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祝賀会の式次第とは?進行の流れ・司会台本・挨拶の順番をわかりやすく解説

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「祝賀会の式次第はどんな順番にすればいい?」
「主催者挨拶と来賓挨拶はどちらが先?」
「乾杯や中締めはどこに入れる?」

祝賀会の幹事や司会を任されると、こうした疑問が次々に出てくるのではないでしょうか。

祝賀会では、

開会→主催者挨拶→来賓挨拶→乾杯→祝宴・歓談→余興や企画→中締め→閉会

などの流れが一例としてあります。

ただし、祝賀会には会社の創立・周年記念、受賞・受章祝い、就任祝い、団体の記念行事などさまざまな形式があるため、すべての会が同じ順番になるわけではありません。

たとえばホテル椿山荘東京の創立記念式典・祝賀会の案内では、一般的な式次第の一例として、

受付→開宴のことば→主催者挨拶→来賓挨拶→乾杯→祝宴→歓談→余興→中締め→お開き

という流れが紹介されています。

ホテル椿山荘東京「創立記念式典、祝賀会のご案内」

これは一つの会場が紹介している進行例であり、全国共通の決まりではありません。

この記事では、この流れを参考にしながら、式次第の作り方、司会の台本例、90分・120分のタイムスケジュールまで、実際の準備に使いやすい形で紹介します。

祝賀会の式次第とは?

式次第とは、式典や行事をどのような順番で進めるかを示した進行表のことです。

なお、祝賀会では「式次第」と呼ばれることもありますが、飲食や歓談を中心とした周年記念パーティーなどでは、「会次第」と表記する場合もあります。

この記事では、検索されることの多い「式次第」という言葉を中心に説明します。

式次第があることで、

  • 主催者やスタッフが進行を共有できる
  • 参加者が当日の流れを把握できる
  • 司会台本を作る際の土台になる

といったメリットがあります。

なお、「式次第」と「司会台本」は同じものではありません。

  • 式次第:何をどの順番で行うか
  • 司会台本:その場面で司会者が何を言うか

と考えると分かりやすいでしょう。

式次第をもとに、時刻・担当者・司会のセリフ・BGM・映像などを加えていくと、実際の運営で使う進行台本を作りやすくなります。

祝賀会の一般的な式次第と進行の流れ

まずは、祝賀会の流れの一例を表で見てみましょう。

以下は、ホテル椿山荘東京が紹介している一般的な流れを土台に、表彰・謝辞など祝賀会によって追加される項目を加えた例です。

順番内容主な担当
1受付受付担当
2開会・開宴の辞司会
3主催者挨拶主催者代表
4来賓紹介・来賓祝辞来賓
5表彰・記念品贈呈など会により追加・位置も調整
6乾杯依頼した人
7食事・歓談
8余興・映像・スピーチ会により追加
9謝辞主催者・受賞者など
10中締め依頼した人
11閉会・お開き司会

この表はあくまで一例です。

祝賀会の目的や形式によって、項目を入れ替えたり、省略したりすることがあります。

たとえば、表彰や記念品贈呈を乾杯前に行うのか、祝宴の途中に行うのかも、会の構成によって変わります。

祝賀会の基本的な式次第。開会、挨拶、乾杯、歓談、余興・謝辞、中締め、閉会までの流れ

それぞれ何をする?祝賀会の進行を順番に解説

受付

開始前に受付を設ける場合があります。

主な業務は、

  • 名簿の確認
  • 会費制の場合は会費の受付
  • 席次表・名札などの案内

などです。

受付を何分前から始めるかは、参加人数や会場の動線によって異なります。

「必ず30分前」と固定せず、会場担当者とも相談して決めるとよいでしょう。

開会・開宴の辞

司会者が祝賀会の開始を案内します。

式典部分では「開会」、宴席では「開宴」という言葉を使う場合があります。

たとえば、

「皆さま、大変お待たせいたしました。ただいまより、○○祝賀会を開会いたします。」

という程度のシンプルな案内でも進行できます。

主催者挨拶

主催者側の代表が、会の趣旨や出席への感謝などを伝えます。

挨拶が長くなりすぎると、その後の進行に影響するため、事前に持ち時間の目安を伝えておくと運営しやすくなります。

来賓紹介・来賓祝辞

来賓がいる場合に行います。

人数が多い場合は、全員に祝辞をお願いせず、代表者のみとすることもあります。

司会者は事前に、

  • 正式な氏名
  • 会社・団体名
  • 役職
  • 読み方

を確認しておきましょう。

表彰・記念品贈呈・功労者紹介

創立・周年記念や受賞祝賀会などでは、

  • 表彰
  • 記念品贈呈
  • 功労者紹介
  • 花束贈呈

などを入れることがあります。

これらを乾杯の前に行うか、祝宴の途中に行うかは会の構成によって変わります。

必ずこの位置に入れなければならないというものではありません。

乾杯

乾杯を担当する人を司会者が紹介し、乾杯のあとに食事や歓談へ進みます。

「誰が乾杯をするか」について、すべての祝賀会に共通する役職順位のルールがあるわけではありません。

会社や団体の慣例、会の目的、主催者の判断に合わせて依頼する人を決めましょう。

迷う場合は、会場担当者にも相談しておくと安心です。

祝宴・食事・歓談

参加者が食事や歓談を楽しむ時間です。

司会者がずっと話し続けるのではなく、参加者同士がゆっくり話せる時間を確保することも大切です。

余興・記念映像・スピーチ

会の内容に応じて、

  • 記念映像
  • 演奏
  • スピーチ
  • 花束贈呈
  • 記念品贈呈

などを取り入れることがあります。

予定を詰め込みすぎると時間が押しやすくなるため、本当に必要な内容に絞っておくと進行しやすくなります。

謝辞

誰を祝う会なのかによって、謝辞を述べる人は変わります。

たとえば、

  • 受賞者
  • 受章者
  • 主催者
  • 団体の代表者

などです。

謝辞についても、すべての祝賀会で同じ位置・同じ人が担当するわけではありません。

中締め

宴席では、中締めを行うことがあります。

一本締めや三本締めなどを行う場合もありますが、地域・企業・団体によって慣例が異なります。

中締め自体が必須というわけではありません。

また、中締めは宴席の一区切りとして行うもので、中締めのあとに歓談や退場案内が続く場合もあります。

「中締め=その場ですべて終了」とは限らない点も覚えておくとよいでしょう。

閉会・お開き

最後に司会者が終了を案内します。

必要に応じて、

  • 記念品の受け取り
  • クローク
  • 送迎
  • 二次会
  • 帰りの交通案内

なども伝えます。

祝賀会の挨拶は誰がする?順番の考え方

祝賀会の挨拶については、役職順に挨拶や乾杯の担当を決める目安が紹介されることもあります。

ただし、すべての祝賀会に共通する絶対的な決まりではありません。

基本的な流れの一例としては、

  1. 主催者側の挨拶
  2. 来賓祝辞
  3. 必要に応じて表彰・紹介
  4. 乾杯

などがあります。

順番そのもの以上に重要なのが、事前準備です。

  • 誰にお願いするか決める
  • 本人へ事前に依頼する
  • 持ち時間を伝える
  • 正式な氏名・役職を確認する

といった点を確認しておきましょう。

特に、氏名や役職・肩書きの読み間違いは避けたいところです。

司会台本を作る段階で、ふりがなまで確認しておくと安心です。

そのまま使える祝賀会の司会進行台本

ここから紹介する文例は、祝賀会の種類や登壇者に合わせて調整して使うための例文です。

○○の部分を、実際の祝賀会名や氏名に置き換えてください。

開会

「皆さま、大変お待たせいたしました。ただいまより、○○祝賀会を開会いたします。本日司会を務めさせていただきます、○○でございます。」

主催者挨拶へつなぐ

「はじめに、主催者を代表いたしまして、○○よりご挨拶申し上げます。」

来賓祝辞へつなぐ

「続きまして、ご来賓を代表し、○○様よりご祝辞を頂戴いたします。○○様、よろしくお願いいたします。」

※複数の来賓に祝辞をお願いする場合は、「ご来賓を代表し」という表現を使わず、順番に紹介してください。

乾杯へつなぐ

「それでは乾杯に移らせていただきます。乾杯のご発声は、○○様にお願いしたいと存じます。皆さま、お手元にグラスをご用意ください。」

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歓談開始

「それでは皆さま、お食事とともに、しばしご歓談をお楽しみください。」

余興へつなぐ

「続きまして、○○をご覧いただきます。どうぞお楽しみください。」

中締めへつなぐ

「宴もたけなわではございますが、この辺りで中締めとさせていただきます。○○様より、締めのご発声をお願いいたします。」

閉会

「以上をもちまして、○○祝賀会をお開きとさせていただきます。本日はお忙しい中お集まりいただき、誠にありがとうございました。お足元にお気をつけてお帰りくださいませ。」

90分・120分の祝賀会タイムスケジュール例

ここでは、着席または宴会形式の祝賀会を想定した実務上の一例として、90分と120分のタイムスケジュールを紹介します。

これは一般的な標準時間ではありません。

実際の時間配分は、

  • 参加人数
  • 挨拶する人数
  • 料理の形式
  • 表彰や余興の有無
  • 会場の進行方法

などによって変わります。

90分の場合

経過時間内容目安
0:00開会5分
0:05主催者挨拶5分
0:10来賓祝辞10分
0:20乾杯5分
0:25食事・歓談30分
0:55記念企画・スピーチ等20分
1:15謝辞・中締め10分
1:25閉会案内5分

合計90分の例です。

90分の場合は時間に余裕が少ないため、来賓祝辞や企画の数を絞り、歓談時間を確保することがポイントになります。

また、実際の運営では挨拶が予定より長くなることもあります。

そのため、余興を5分短縮できるようにする、歓談時間の一部で数分吸収できるようにするなど、進行遅れに対応できる調整枠をあらかじめ考えておくと安心です。

120分の場合

経過時間内容目安
0:00開会5分
0:05主催者挨拶5分
0:10来賓紹介・来賓祝辞15分
0:25表彰・記念品贈呈10分
0:35乾杯5分
0:40食事・歓談40分
1:20余興・記念映像20分
1:40謝辞10分
1:50中締め5分
1:55閉会案内5分

こちらは合計120分の例です。

2時間あれば、表彰や映像なども取り入れやすくなります。

ただし、こちらも予定をぎりぎりまで詰め込まず、

5~10分程度の進行遅れをどこで吸収するか

をあらかじめ決めておくと運営しやすくなります。

たとえば、

  • 余興を数分短縮する
  • 司会案内を簡潔にする
  • 予備企画を時間次第で省略する

など、短縮できる部分を事前に決めておきましょう。

創立・周年記念祝賀会の式次第テンプレート

創立記念や周年記念の祝賀会では、次のような式次第を土台にできます。

飲食や歓談を中心とする場合は、タイトルを「会次第」とする方法もあります。

株式会社○○ 創立○周年記念祝賀会

  1. 開会の辞
  2. 主催者挨拶
  3. 来賓紹介・祝辞
  4. 功労者表彰
  5. 記念映像
  6. 乾杯
  7. 祝宴・歓談
  8. 余興
  9. 謝辞
  10. 中締め
  11. 閉会

これはテンプレートの一例です。

会の規模や内容に応じて、項目の追加・削除・順番の変更を行ってください。

受賞・受章祝賀会の式次第テンプレート

受賞・受章祝賀会では、次のような流れも考えられます。

  1. 開会
  2. 主催者挨拶
  3. 来賓紹介
  4. 来賓祝辞
  5. 受賞者・受章者紹介
  6. 記念品・花束贈呈
  7. 本人挨拶
  8. 乾杯
  9. 祝宴・歓談
  10. 中締め
  11. 閉会

こちらも絶対的な順番ではありません。

受賞・受章者本人の挨拶をどの位置にするかなど、主催者や会場担当者と相談して決めましょう。

式次第を作るときに決めておきたいこと

式次第を作成する際は、次の項目を事前に確認しておくと準備が進めやすくなります。

  • 会の開始・終了時間
  • 受付開始時間
  • 挨拶する人
  • 挨拶の持ち時間
  • 来賓の氏名・役職
  • 乾杯をお願いする人
  • 表彰・花束・記念品の有無
  • BGM・映像
  • 余興の内容
  • 食事・歓談の時間
  • 中締めの有無
  • 閉会後の案内
  • マイク・音響担当
  • 急な欠席や時間超過への対応

また、司会台本を作る際には、

  • 開始時刻
  • 所要時間
  • 担当者
  • 司会のセリフ
  • BGM
  • 映像
  • マイクの受け渡し
  • 必要な備品

などまで書いておくと、スタッフ間で動きを共有しやすくなります。

つまり、

式次第=全体の流れ

を決めたあと、

司会台本・進行表=誰が、いつ、何をするか

まで具体化するイメージです。

スタッフ用進行表を作るなら、たとえば次のような項目を設けると整理しやすいでしょう。

時刻所要時間項目担当司会文音響・映像備品・備考
18:005分開会司会○○開会案内BGM停止マイク1本

実際には、会場や進行内容に合わせて項目を増減してください。

祝賀会を時間どおり進めるコツ

当日の進行では、次のような点を事前に決めておくと対応しやすくなります。

  • 挨拶の持ち時間を事前に伝える
  • 登壇者を確認する
  • 名前・肩書きを二重チェックする
  • 乾杯までを長くしすぎない
  • 歓談時間を削りすぎない
  • 時間が押した場合に短縮できる項目を決めておく
  • 司会者だけでなく会場担当者とも進行表を共有する

特に、時間が押したからといって歓談時間をすべて削ってしまうと、参加者にとって慌ただしい祝賀会になってしまいます。

あらかじめ、

「ここは5分短縮できる」
「この企画は時間次第で省略できる」

といった優先順位を決めておくと、当日の調整がしやすくなります。

式次第は配布する?会場に掲示する?

式次第は、用途によって内容を変えると使いやすくなります。

たとえば、

  • 参加者へ配布する
  • 会場入口やステージ横などに掲示する
  • 運営スタッフ用として作る

といった使い方があります。

特に、

参加者用=見せるための式次第
スタッフ用=動くための進行表

と考えると分かりやすいでしょう。

参加者用

参加者用は、

  • 開会
  • 挨拶
  • 乾杯
  • 記念企画
  • 閉会

など、進行項目を中心にシンプルにまとめます。

展示用

会場入口やステージ付近などに掲示し、参加者が会全体の流れを確認できるようにする形式です。

会場のレイアウトや規模によって、配布用と展示用のどちらか一方だけにする場合もあります。

スタッフ用

スタッフ用には、

  • 時刻
  • 所要時間
  • 担当者
  • マイク
  • BGM
  • 映像
  • 備品
  • 登壇者の待機場所

など、運営に必要な情報まで記載します。

参加者用・展示用・スタッフ用で目的を分けて作ると、当日の進行がより分かりやすくなります。

まとめ

祝賀会の式次第に、唯一の正解はありません。

基本的には、

開会
→主催者挨拶
→来賓祝辞
→乾杯
→祝宴・歓談
→企画・謝辞
→中締め
→閉会

などの流れを土台にしながら、会の目的・人数・時間・会場に合わせて調整します。

特に重要なのは、

  • 誰が挨拶するのか
  • 乾杯を誰に依頼するのか
  • 各項目に何分使うのか
  • 時間が押したときにどこを調整するのか

まで事前に決めておくことです。

式次第を作ったら、司会台本やスタッフ用の進行表まで具体化し、会場担当者とも共有しておくと当日の運営がしやすくなります。

参加者へ案内状を送る場合は、返信はがきの書き方についてはこちらの記事も参考にしてください。

祝賀会の返信はがきの書き方!出席・欠席の記入例と一言メッセージ

参考情報・記事の情報確認について

本記事では、ホテルや宴会・式典会場などが公開している祝賀会・式典の進行例を確認し、一般的な流れとして整理しています。

また、ホテル等が公開している例をそのまま「全国共通の式次第」とせず、表彰・謝辞・時間配分・スタッフ用進行表などについては、祝賀会を実際に準備する際の参考例として区別して紹介しています。

祝賀会の目的や規模によって進行は異なるため、一律の順番として断定せず、実際の運営で使いやすい形にまとめています。

情報確認日:2026年8月18日

参考:

※祝賀会の式次第や進行は、会の目的・規模・会場・主催者の方針などによって異なります。実際の準備では、会場担当者や主催者の意向を優先してください。

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