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大学面接の自己PR|強み・経験・大学での学びを伝える作り方と例文

仕事

大学受験の面接で、

「自己PRをしてください」

と言われると、何を話せばいいのか迷いますよね。

「部活で全国大会に出たわけでもないし……」

「自分には特別な長所なんてない」

「志望理由と何が違うの?」

と悩む人も多いと思います。

でも、大学面接の自己PRで大切なのは、目立つ実績を並べることではありません。

ポイントは、

自分の強みを、実際の経験で説明すること。

そして、

その経験から何を学び、それを大学でどう生かしたいのか

までつなげることです。

基本は、

強み → 実際の経験 → 行動・学び → 大学でどう生かすか

の4ステップです。

この記事では、大学面接の自己PRを作る方法から、例文、アドミッション・ポリシーの確認方法、深掘り質問への備えまで紹介します。

大学面接の自己PRとは?

自己PRというと、

「自分の良いところをアピールするもの」

というイメージがありますよね。

もちろん、自分の強みを伝えることは大切です。

ただ、

「私は責任感があります」

「私はコミュニケーション能力があります」

だけでは、面接官にはその強みがどのようなものなのか伝わりにくいです。

そこで必要なのが、実際の経験による裏付けです。

例えば、

「私は継続力があります」

だけではなく、

「高校3年間、毎日○○を続けました。その途中で△△という問題がありましたが、○○を工夫して続けました」

と説明すると、その人の行動が見えてきます。

自己PRでは、

強みそのものだけでなく、「なぜそう言えるのか」を伝える

ことを意識しましょう。

大学面接の自己PRは4つの流れで作る

「何を書けばいいのか分からない」

という場合は、次の4つに分けて考えると作りやすくなります。

1.結論|自分の強み

最初に結論を伝えます。

例えば、

「私の強みは、目標に向かって継続して取り組めることです。」

「私の強みは、周囲と協力しながら行動できることです。」

などです。

最初に強みを伝えることで、その後の話が分かりやすくなります。

「私の強みは○○だと思います」

より、

「私の強みは○○です」

と簡潔に伝える方が、結論が伝わりやすいでしょう。

2.根拠|実際に経験したこと

次に、

「なぜその強みがあると言えるのか」

を具体的な経験で説明します。

例えば、

「高校では○○部に3年間所属しました」

「文化祭の実行委員を担当しました」

「苦手だった数学の勉強を毎日続けました」

「アルバイトで新人への説明を担当しました」

などです。

特別な実績でなくても構いません。

大切なのは、自分が実際に経験したことを使うことです。

3.行動と学び|その時、自分は何をしたのか

経験を話すだけでは、

「それであなた自身は何をしたの?」

という疑問が残ります。

そこで、

問題や課題に対して、どんなことを考え、どう行動したのか

を説明します。

例えば、

「メンバーの参加が少なかったため、一人ずつ声を掛け、参加しやすい時間を聞いて練習日を調整しました」

「数学が苦手だったため、間違えた問題だけをまとめたノートを作り、週末に解き直しました」

などです。

さらに、

その経験から何を学んだのか

まで考えてみましょう。

「最後まで続けることの大切さを学びました」

だけではなく、

「自分一人で頑張るだけでなく、周囲に働きかけることで物事を前に進められると学びました」

というようにすると、より具体的になります。

4.大学でどう生かすか

最後に、

その強みや経験を、大学でどう生かしたいのか

につなげます。

例えば、

「この経験で身につけた継続力を、大学での○○の学びにも生かしたいです」

「周囲と協力して活動した経験を、演習やゼミ、グループ活動などでも生かしたいと考えています」

などです。

ここで大切なのは、どの大学にも当てはまるような文章で終わらせないことです。

志望先に、

  • 授業
  • 演習
  • 実習
  • ゼミ
  • 研究
  • プロジェクト
  • 学生活動

など、実際にどのような学びや活動があるのか確認し、自分の経験と自然につながるものがあれば具体的に置き換えてみましょう。

ここまでつながると、

高校までの経験 → 大学での学び

に一貫性が出ます。

自己PRと志望理由の違いは?

大学面接では、

自己PR

志望理由

の両方を聞かれることがあります。

似ているようですが、中心になる内容が違います。

自己PRは、

「自分にはどんな強みがあり、その根拠となる経験は何か」

を伝えるもの。

一方、志望理由は、

「なぜこの大学・学部で学びたいのか」

を伝えるものです。

ただし、完全に別々に考える必要はありません。

自己PRの最後で、

「この経験を○○学部での学びにも生かしたい」

とつなげると、志望理由との一貫性が出ます。

アドミッション・ポリシーを確認しておこう

自己PRを考える前に、ぜひ確認してほしいのが、

志望大学・学部のアドミッション・ポリシー

です。

アドミッション・ポリシーとは、その大学や学部が、

「どのような学生を求めているか」

を示した方針です。

大学・学部の公式サイトや募集要項などに掲載されています。

例えば、

「主体的に学ぶ姿勢」

「他者と協働する力」

「課題を発見し考える力」

などが示されている場合があります。

ただし、書いてある言葉をそのまま自己PRに詰め込む必要はありません。

大切なのは、

大学が求める学生像と、自分の本当の経験の中に接点があるかを見ること

です。

例えば大学側が「主体性」を重視しているからといって、

実際には何もしていないのに、

「私は主体性があります」

と作ってしまうのはよくありません。

自分の経験を整理した結果、本当に重なる部分があれば、それを説明しましょう。

アドミッション・ポリシーだけでなく募集要項の評価方法も確認する

もう一つ確認しておきたいのが、志望する選抜区分の募集要項や入試要項です。

同じ大学でも、

  • 一般選抜
  • 学校推薦型選抜
  • 総合型選抜

などによって、面接の有無や評価方法が違うことがあります。

募集要項に、

面接で何を評価するのか

どのような選考方法なのか

などが書かれている場合は、必ず確認しておきましょう。

アドミッション・ポリシーだけを見るのではなく、

「大学がどのような学生を求めているか」+「今回の選抜で何をどう評価するか」

の両方を確認するイメージです。

ただし、ここでも評価項目に自分を無理やり合わせる必要はありません。

あくまで、自分の実際の経験の中から説明できることを使います。

華やかな実績がなくても自己PRは作れる

自己PRというと、

「全国大会で優勝しました」

「生徒会長でした」

「大きな賞を取りました」

など、目立つ実績が必要だと思ってしまうかもしれません。

でも、自己PRの材料はそれだけではありません。

例えば、

  • 部活動を3年間続けた
  • 苦手科目の勉強方法を工夫した
  • 委員会活動を担当した
  • 文化祭や体育祭で役割を担当した
  • アルバイトを続けた
  • 家族の手伝いを継続した
  • 資格取得に向けて勉強した
  • 生活習慣を工夫しながら学習を継続した

なども、自分の行動を説明できれば自己PRの材料になります。

大切なのは、

結果の大きさではなく、その中で何を考えて、どう行動したのか

です。

既存の例文を4つに分解して考えてみる

例えば、クラシックギターを続けていた受験生がいるとします。

高校にはギタークラブがなかったため、自分から仲間を集めて同好会を立ち上げました。

最初は人数が少なかったものの、周囲へ声を掛けながら活動を続け、10人ほどまで増え、クラブとして活動できるようになったとします。

この経験を自己PRの4つの型に当てはめると、次のようになります。

強み

継続力と行動力。

経験

クラシックギターを6年間続けていたが、高校には活動できるクラブがなかった。

行動・学び

自分から周囲に声を掛けて同好会を立ち上げ、仲間を増やしながら活動を続けた。

その経験から、一人で続けるだけではなく、周囲に働きかけながら行動することの大切さを学んだ。

大学でどう生かすか

大学でも、自分から行動しながら周囲と協力し、授業・演習・ゼミ・学生活動など、自分の志望先に実際にある学びや活動へ生かしたい。

このように分解すると、

「自分の場合は何を当てはめればいいのか」

が見つけやすくなります。

大学面接の自己PR例文

先ほどの内容を文章にすると、例えば次のようになります。

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私の強みは、目標に向かって継続して行動できることです。

私は小学生の頃からクラシックギターを続けてきました。

高校にはギタークラブがなかったため、自分から同じようにギターに興味のある人へ声を掛け、同好会を立ち上げました。

最初は人数が少なく活動を続けることに苦労しましたが、周囲へ声を掛けながら活動を続け、最終的には10人ほどの仲間と活動できるようになりました。

この経験から、自分一人で努力するだけではなく、周囲に働きかけながら物事を進めることの大切さを学びました。

大学でもこの経験を生かし、自分から積極的に学びながら、周囲の人と協力して取り組みたいと考えています。


これはあくまで、自己PRの構造を見るための例です。

クラシックギターや人数などを、自分に当てはまらないのにそのまま使うのではなく、必ず自分の経験に置き換えてください。

また、最後の「大学でどう生かすか」は、

志望学部に実際にある授業・演習・実習・ゼミ・研究・プロジェクトなど

を公式サイトで確認し、自分の経験と自然につながるものがあれば具体的に変更するとよいでしょう。

部活動から自己PRを作る例

例えば、

「3年間バスケットボール部を続けた」

という経験があるとします。

それだけで終わらせず、

強み:継続力

経験:3年間部活動を続けた

課題:なかなか試合に出られなかった

行動:自主練習を続け、先輩や顧問に改善点を聞いた

学び:結果がすぐ出なくても、改善しながら続けることが大切だと学んだ

大学:勉強や演習などでも粘り強く取り組みたい

と整理できます。

大会で優勝していなくても、十分自己PRの材料になります。

勉強から自己PRを作る例

部活動をしていなかった人でも大丈夫です。

例えば、

「英語が苦手だった」

という経験なら、

強み:改善のために継続できること

経験:英語の成績がなかなか上がらなかった

行動:毎日単語を覚える時間を決め、間違えた問題を繰り返し解いた

学び:苦手なことも、原因を考えて方法を変えながら続けることで改善できると学んだ

大学:専門分野の学習でも、分からないことをそのままにせず取り組みたい

とつなげることができます。

委員会・学校行事から自己PRを作る例

例えば文化祭の実行委員をした経験なら、

強み:周囲と協力して進める力

経験:文化祭の準備を担当した

課題:意見がまとまらなかった

行動:一人ずつ意見を聞き、共通点を整理した

学び:自分の意見を通すだけではなく、相手の考えを聞くことが大切だと学んだ

と整理できます。

ここでも、

「文化祭を成功させました」

という結果だけではなく、その途中で自分が何をしたかを話すことがポイントです。

自己PRの長さはどのくらい?

大学面接の自己PRについて、

「1分くらい?」

「3分話した方がいい?」

と迷うこともあります。

ただ、大学や選抜方式によって面接の形式は違います。

面接官から、

「1分程度で自己PRしてください」

など時間を指定された場合は、その指示に従いましょう。

指定がない場合は、長く話そうとするより、

結論 → 経験 → 行動・学び → 大学での活用

が分かるように簡潔にまとめることを優先します。

受験する大学の最新の募集要項や入試要項に、面接形式や時間、評価方法について記載されている場合もありますので、必ず確認してください。

一字一句の丸暗記だけに頼りすぎない

自己PRの文章を作ったら、練習は必要です。

原稿を覚えることで安心できる人もいるので、暗記そのものが悪いわけではありません。

ただ、一字一句の丸暗記だけに頼っていると、一つ言葉を忘れた時に続きが出てこなくなることがあります。

そこで、

強み

経験

学び

大学で生かすこと

の4つをキーワードとして覚えておく方法があります。

例えば、

「継続力」

「ギター同好会」

「周囲を巻き込む」

「大学の演習」

という4つです。

この4つを見なくても説明できるようにしておけば、文章を少し忘れても自分の言葉で続けやすくなります。

声に出して練習してみる

原稿ができたら、実際に声に出してみましょう。

確認したいのは、

  • 結論から話せているか
  • 一文が長すぎないか
  • 自分の行動が分かるか
  • 結果だけの話になっていないか
  • 学んだことが伝わるか
  • 大学でどう生かすかにつながっているか
  • 時間指定がある場合、その時間に収まっているか

です。

家族や友人に聞いてもらうのもよいですが、可能なら高校の先生や進路指導の先生にも確認してもらうと安心です。

自己PRの後の深掘り質問も考えておく

面接では、自己PRを話した後、その内容についてさらに質問されることがあります。

もちろん、次の質問が必ず出るわけではありません。

ただ、自分の経験を整理するために、例えば次のような質問への答えを考えておくと役立ちます。

「なぜそれを始めたのですか?」

「その中で、あなた自身は何を担当しましたか?」

「一番大変だったことは何ですか?」

「うまくいかなかった時はどうしましたか?」

「その経験から何を学びましたか?」

「その経験を大学でどう生かしたいですか?」

自己PRを作ったら、

「なぜ?」

「自分は何をした?」

「そこから何を学んだ?」

と、自分自身に質問してみてください。

自分で経験したことなら、丸暗記した文章よりも深掘りされた時に自分の言葉で答えやすくなります。

話を盛ったり、架空の実績を作ったりしない

自己PRでは、

「もっとすごい話じゃないと評価されないのでは?」

と思うかもしれません。

でも、そのために経験を大きく見せたり、実際にはしていないことを加えたりする必要はありません。

例えば、

「部長ではなかったのに部長としてまとめたことにする」

「実際より人数を多くする」

「ほとんど参加していない活動を中心人物だったことにする」

といったことは避けましょう。

面接では内容について深く聞かれることもあります。

小さな経験でも、自分が本当に考えて行動したことを具体的に話す方が自然です。

大学名を褒めるだけでは自己PRにならない

自己PRの最後で大学につなげようとして、

「貴学は素晴らしい大学なので」

「有名な先生がたくさんいるので」

と褒めるだけになってしまうことがあります。

でも、大切なのは大学へのお世辞ではありません。

例えば、

「高校で○○に取り組んだ経験から△△に関心を持ち、貴学の○○という授業・演習でさらに学びたい」

というように、

自分の経験と大学で学びたいことを具体的につなげる

方が伝わりやすいです。

その際は、実際にその授業や制度があるか、大学・学部の公式サイトで確認してから使いましょう。

面接直前に確認したいこと

最後に、自己PRが完成したら次の点を確認してみてください。

  • 自分の強みが最初に分かるか
  • 強みを裏付ける具体的な経験があるか
  • 自分自身が何をしたのか説明できるか
  • 結果だけでなく、工夫や学びが入っているか
  • 大学でどう生かしたいかにつながっているか
  • アドミッション・ポリシーを確認したか
  • 募集要項の評価方法を確認したか
  • 大学が求める言葉を無理に入れていないか
  • 架空の経験や誇張がないか
  • 深掘りされても自分の言葉で答えられるか
  • 志望大学名を間違えていないか
  • 学部名・学科名を間違えていないか
  • 授業名・制度名など固有名詞が正しいか
  • 最新の募集要項・入試要項を確認したか

全部完璧に話そうとする必要はありません。

「自分が何を経験して、そこで何を考え、どう行動し、何を学んだのか」

が相手に分かることを意識しましょう。

まとめ

大学面接の自己PRは、

「どうすれば面接官に良く見えるか」

を考えるものではありません。

基本は、

強み → 実際の経験 → 行動・学び → 大学でどう生かすか

の4つです。

目立つ受賞歴や大きな実績がなくても大丈夫です。

部活動、勉強、委員会、学校行事など、自分が実際に取り組んできたことの中から、

「その時、自分は何を考えて、どう行動したのか」

を探してみてください。

そして、志望大学・学部のアドミッション・ポリシーと募集要項を確認し、自分の経験と本当に重なる部分があれば、大学での学びへつなげます。

大学側の言葉へ無理に自分を合わせたり、実績を大きく見せたりする必要はありません。

文章をきれいに暗記することよりも、

自分の経験を、自分の言葉で説明できること

を大切にして面接に臨んでください。

参考にした情報

この記事では、大学入学者選抜やアドミッション・ポリシーについて、文部科学省の公表情報を確認しながら内容を見直しています。

文部科学省|令和9年度大学入学者選抜実施要項

文部科学省|入学者選抜実施要項

文部科学省|三つのポリシーの策定及び運用に関するガイドライン

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