「上棟式が近づいてきたけど、何を用意すればいいんだろう?」
こんなふうに、急に不安になってくる方も多いのではないでしょうか。
「ご祝儀、差し入れ、お弁当、手土産……全部必要なの?」
「施主が準備するものと、施工会社が用意してくれるものって、どう分かれてるの?」
調べれば調べるほど、あれもこれも必要な気がしてきて、結局何から手をつければいいのか分からなくなってしまいますよね。
先に結論からお伝えしますね。
上棟式に用意するものは、式の形式や施工会社、地域によって違います。
ネットの準備リストを見て片っ端から買いそろえるのではなく、まずは施工会社に、
「施主側で何を準備しますか?」
と確認するのが一番の近道です。
この記事では、ご祝儀・差し入れ・手土産・服装・餅まきなどを一つにまとめて、
- 何を確認すればいいのか
- どんな順番で準備すればいいのか
- 自分たちには何が必要なのか
を整理していきますね。
上棟式に用意するものは全部必要?
まずはっきりお伝えしておきたいのが、
一覧に出てくるものを全部用意しなければいけないわけではない
ということです。
上棟式には、
- 正式な神事を行う形式
- 簡略的な式で済ませる形式
- 餅まきをする形式
- 挨拶やご祝儀を中心にする形式
- そもそも上棟式自体を行わないケース
など、いろいろな形があります。
パナソニック ホームズでも、近年は上棟式を簡略化するケースがあり、施工会社と事前に相談しながら準備することが大切と案内されています。
つまり、自分たちの上棟式がどの形になるかによって、必要なものは変わってくるんですね。
だからこそ、
「上棟式には何が必要?」
とネットで調べて全部そろえるのではなく、
「うちの場合は、何を用意すればいいですか?」
と施工会社に確認することが大切です。
まず施工会社に確認したい5つ

この記事で一番お伝えしたいのが、ここです。
買い物を始める前に、まず次の5つを確認してみてください。
1.上棟式はどんな形式で行う?
正式な神事があるのか、簡略的なものなのかによって、準備するものが大きく変わります。
まず、
「当日はどのような形で行いますか?」
と確認しておきましょう。
2.当日は何人来る?
人数が分からないと、差し入れや手土産、お弁当などをどのくらい用意すればいいのか決められません。
大工さんや職人さん、現場監督など、当日何人くらいになるのか確認しておきましょう。
3.施主が用意するものは何?
施工会社が用意してくれるものと、施主側で用意するものを分けて確認します。
神事を行う場合は、供え物や棟札・御幣などを誰が用意するのかも確認しておくと安心です。
4.ご祝儀・差し入れ・手土産は受け取ってもらえる?
施工会社によっては、ご祝儀や品物を受け取らない方針にしている場合もあります。
準備してから、
「受け取れません」
となるのを避けるためにも、先に確認しておきましょう。
5.昼食・神事・餅まきなどを行う?
昼食を用意するのか、神事をするのか、餅まきをするのかによって、必要なものが大きく変わります。
この5つが分かってから買い物を始めれば、無駄な準備や買いすぎを防ぎやすくなりますよ。
上棟式で施主が用意するもの一覧

ここまでの内容を、一覧表にして整理しておきますね。
| 用意するもの | 必要になるケース | まず確認すること |
|---|---|---|
| ご祝儀 | 職人へ現金でお礼をする場合 | 受取可否・人数 |
| 差し入れ | 作業中の休憩用として用意する場合 | 人数・休憩時間 |
| 手土産 | 持ち帰り用のお礼を渡す場合 | 人数・受取可否 |
| 昼食・弁当 | 昼食を施主側で用意する場合 | 施工会社で必要か |
| 飲み物 | 休憩・直会などで用意する場合 | 人数・タイミング |
| お供え物 | 神事を行う場合 | 誰が用意するか |
| 初穂料(玉串料) | 神主をお願いする場合 | 金額・渡し方 |
| 餅・お菓子・小銭 | 餅まきを行う場合 | 地域の方法・人数 |
| のし袋・袋類 | ご祝儀などを渡す場合 | 必要枚数 |
| カメラ・スマートフォン | 記念に残したい場合 | 任意 |
この表はあくまで、
「こういうものを用意するケースがあります」
という一覧です。
全員がすべて用意するものではありません。
自分たちの上棟式に必要なものだけ確認して準備してくださいね。
ご祝儀
現金で大工さんや職人さんへお礼をする場合、ご祝儀を用意することがあります。
ただし、施工会社によっては、
「ご祝儀は不要です」
「受け取らない方針です」
としている場合もあります。
そのため、最初に受け取ってもらえるか確認しておくのがおすすめです。
また、ご祝儀を渡す場合も、
- 棟梁
- 現場監督
- 大工さんや職人さん
など、誰に渡すかによって金額の目安が変わる場合があります。
詳しい金額や祝儀袋、渡し方については、上棟式のご祝儀はいくら?棟梁・大工さんへの金額とのし袋を解説で詳しく紹介しています。
差し入れ
作業中の休憩時間に、飲み物やお菓子などを差し入れるケースもあります。
ただし、差し入れも必須ではありません。
用意したい場合は、
- 当日は何人いるか
- 休憩時間は何時ごろか
- どこへ置けばいいか
- 持っていく時間はいつがよいか
などを確認しておくと安心です。
具体的な飲み物やお菓子の候補、渡すタイミングについては、上棟式の差し入れは何がいい?飲み物・お菓子・タイミングを解説にまとめています。
手土産・大工さんへのお礼
差し入れと手土産は、少し似ているので迷いやすいところですよね。
この記事では分かりやすくするため、
作業中に飲食してもらうもの=差し入れ
持ち帰ってもらうお礼の品=手土産
として分けて考えます。
ただし、呼び方や考え方は地域や施工会社によって違う場合があります。
手土産を用意したい場合は、受け取ってもらえるか、人数は何人かを確認してから選ぶと安心です。
商品の選び方や相場については、上棟式の手土産は何がいい?相場・おすすめ品・渡すタイミングを解説で紹介しています。
また、
「現金・手土産・差し入れのうち、どんな形でお礼をするのがいい?」
と迷っている方は、上棟式で大工さんへのお礼はどうする?金額・のし・表書き・渡し方を解説も参考にしてください。
お弁当・昼食は用意する?
これも迷いやすいところです。
上棟日に、施主が職人さんへ昼食を用意するケースはあります。
ただし、
必ず人数分のお弁当を用意しなければならない
というわけではありません。
施工会社や現場によっては、各自で昼食を用意することもあります。
そのため、注文する前に施工会社へ、
「昼食は施主側で用意しますか?」
と確認してみてください。
用意する必要がある場合は、
「何人分ですか?」
まで聞いてから注文すると安心です。
人数が分からないまま先にお弁当を注文しないようにしましょう。
神事をする場合に用意するもの
正式な神事を行う場合は、さらに準備するものが増えることがあります。
パナソニック ホームズでは、神事を行う場合の準備例として、
- 日本酒
- 塩
- 米
- 乾物などのお供え物
- 棟札・御幣
- 初穂料(玉串料)
などを紹介しています。
ただし、棟札や御幣については、施工会社が用意するケースも多いとされています。
ここで大事なのは、
施主が何でも自分でそろえようとしないこと
です。
神事を行う場合は、施工会社へ、
「神事はしますか?」
「神主さんは誰が手配しますか?」
「お供え物は誰が用意しますか?」
「棟札・御幣は施工会社で用意しますか?」
と確認しておきましょう。
必要なものだけ教えてもらってから準備するほうが確実です。
餅まきをする場合
上棟式で餅まきをする地域もあります。
餅だけでなく、お菓子や小銭などを一緒にまく例もありますが、地域差がかなり大きい部分です。
また、
「餅を何個用意するか」
にも全国共通の正解はありません。
餅まきをする場合は、
- 施工会社で実施できるか
- 地域ではどんな方法で行うか
- 何人くらい集まりそうか
- 何をまくか
を確認してから餅屋さんなどへ相談すると準備しやすくなります。
詳しくは、上棟式の餅まきは何をまく?餅の量・お菓子・お金・当日の流れを解説で紹介しています。
上棟式当日の服装
「何を用意するか」を考えていると、
「そういえば、当日は何を着ていけばいいの?」
という疑問も出てきますよね。
服装は、式の形式や会場によっても変わりますが、
清潔感があること
と、
現場で動きやすいこと
の両方を考えるのが基本です。
工事中の現場では足元が悪い場合もあるため、見た目だけでなく歩きやすさも考えて選びましょう。
男女別・季節別の具体的な服装については、上棟式の服装は?施主・家族・招待された人の男女別マナーを解説にまとめています。
挨拶は準備しておく?
上棟式で施主挨拶をする場合もあります。
ただし、どのタイミングで挨拶をするのか、そもそも挨拶の時間があるのかは施工会社や式の形式によって違います。
まず、
「施主から挨拶をする時間はありますか?」
と確認してみてください。
挨拶が必要な場合でも、必ずしも長い文章を用意する必要はありません。
たとえば、
「本日はありがとうございます。引き続きよろしくお願いいたします」
といった短い言葉でも伝えられます。
具体的な挨拶例については、上棟式の施主挨拶についてはこちらで紹介しています。
上棟式をしない場合は何を用意する?
「上棟式はしない予定」
という方もいると思います。
この場合も、
上棟式をしない代わりに、ご祝儀・差し入れ・手土産を全部用意しなければならない
というものではありません。
当日の過ごし方や、何かお礼をするかどうかは施工会社の方針や家庭の考え方によって変わります。
まず施工会社へ、
- 上棟日はいつか
- 当日見学できるか
- 職人さんは何人くらいいるか
- 差し入れやご祝儀を受け取ってもらえるか
- 施主側で準備するものはあるか
を確認しておくと安心です。
詳しくは、上棟式をしない場合はどうする?差し入れ・ご祝儀・当日の流れを解説で整理しています。
前日までの準備チェックリスト
ここからは、
「じゃあ、どんな順番で準備すればいい?」
というところを整理してみましょう。
ここでは具体的な日数ではなく、準備の流れに沿ってまとめます。
施工会社やお店から指定がある場合は、そちらを優先してください。
早めに確認したいこと
まず、
- 上棟日・式の有無を確認する
- 当日の参加人数を確認する
- 神事・餅まきの有無を確認する
- ご祝儀・差し入れ・手土産の受取可否を確認する
- 弁当を施主側で用意するか確認する
- 施主側で準備するものを施工会社へ確認する
といったことを済ませます。
この段階で大切なのは、
何を買うかではなく、何が必要なのかを確定させること
です。
必要なものが決まったら
施工会社への確認が済んだら、必要なものだけ準備していきます。
たとえば、
- ご祝儀を渡す場合は、現金や祝儀袋を準備する
- 手土産を渡す場合は、必要な人数分を用意する
- 餅まきをする場合は、餅屋さんへ相談・注文する
- 弁当が必要な場合は、人数を確認して注文する
といった流れです。
餅屋さんやお弁当屋さんなどは、それぞれ注文期限が違います。
「数日前なら大丈夫だろう」
と考えず、利用するお店の注文期限を確認してくださいね。
前日に確認すること
前日には、
- 飲み物・お菓子などを確認する
- 当日の集合時間を確認する
- 天気を確認する
- 挨拶がある場合は簡単に内容を確認する
- カメラやスマートフォンを充電する
- 当日持っていくものを一か所にまとめる
などをしておくと安心です。
このように、
確認する → 必要なものを準備する → 前日に最終確認する
という順番で進めると、余計なものを買わずに準備しやすくなりますよ。
当日の持ち物チェックリスト
当日に持っていくものも確認しておきましょう。
必要に応じて、
- スマートフォン
- 財布
- ご祝儀(渡す場合)
- 差し入れ(用意する場合)
- 手土産(用意する場合)
- カメラ
- タオル
- 天候に応じたもの
などを準備します。
これも、
「全部必ず持っていく」
という意味ではありません。
自分たちの上棟式で必要なものだけ確認してくださいね。
上棟式の準備でやらなくていいこと
ここまで読んで、
「準備がいっぱいあるな……」
と思った方もいるかもしれません。
でも、実は、
最初に施工会社へ確認すれば、やらなくていい準備もかなりあります。
たとえば、
- ネットの準備リストを見て全部買いそろえる
- 人数確認をする前に弁当や手土産を注文する
- ご祝儀が必ず必要だと決めつける
- 神事の道具を施工会社に確認せず全部自分でそろえる
- 地域の慣習だけで餅まきの量を決める
といったことは避けたほうがよいでしょう。
まず、
「うちの場合は、何を用意しますか?」
と施工会社へ聞く。
これだけでも、不要な準備をかなり減らせます。
上棟式の準備についてよくある質問
上棟式には何を用意すればいい?
式の形式や施工会社によって異なります。
ご祝儀・差し入れ・手土産・昼食・神事のお供え物・餅まき用品などを用意するケースがありますが、すべて必要というわけではありません。
まず施工会社へ、
「施主側で用意するものは何ですか?」
と確認しましょう。
ご祝儀は必ず必要?
必須とは限りません。
施工会社によっては、ご祝儀を受け取らない方針の場合もあります。
準備する前に確認しておくのがおすすめです。
お弁当は必要?
施主が用意するケースもありますが、必須ではありません。
まず、
「昼食は施主側で用意しますか?」
と施工会社へ確認しましょう。
用意する場合は、人数を確認してから注文してください。
お酒は必要?
必ず必要というわけではありません。
神事を行う場合に、日本酒をお供え物として用意する例や、直会で飲み物を用意する例があります。
神事をするか、誰がお供え物を準備するか、直会を行うかによって変わるため、施工会社へ確認しておきましょう。
差し入れと手土産の両方が必要?
両方そろえる必要はありません。
どちらも必須ではないため、施工会社の方針を確認したうえで、必要に応じて考えましょう。
神主は施主が呼ぶ?
施工会社によって手配方法が違います。
施主側で手配するのか、施工会社が紹介・手配してくれるのかを確認しておきましょう。
上棟式をしない場合も準備する?
上棟式をしない場合に、全国共通で必要になる代わりの準備はありません。
当日の流れや、施主側で何か用意するものがあるかを施工会社へ確認してください。
まとめ
最後に、この記事のポイントを整理しておきますね。
- 上棟式に用意するものは、式の形式や施工会社、地域によって違う
- ネットの準備リストにあるものを全部用意する必要はない
- まず施工会社に「施主側で何を準備するか」を確認する
- 人数が分かってから差し入れ・手土産・弁当などを準備する
- ご祝儀や品物を受け取らない施工会社もあるため事前確認する
- 神事をする場合も、供え物や棟札などを誰が用意するか確認する
- 餅まきをする場合は地域の方法や人数を確認してから準備する
- 必要なものが決まってから買い物や注文を始める
上棟式の準備は、
「必要なものを全部覚えて用意する」
のではなく、
「自分たちの上棟式では何が必要かを施工会社に確認する」
ところから始めるのが一番の近道です。
ご祝儀、差し入れ、手土産、餅まきなど、それぞれを細かく調べるのはそのあとで大丈夫です。
まず全体像を確認して、自分たちに必要なものだけを一つずつ準備していけば、迷いにくくなりますよ。

コメント