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シバンムシの発生源はどこ?見つからないときの探し方と特定方法

生活

家の中で、小さな茶色い虫を何匹も見かけると、

「これ、どこから出てきたの?」

「食品を見ても見つからないんだけど……」

「発生源ってどうやって探せばいいの?」

と困ってしまいますよね。

家庭内でよく問題になるタバコシバンムシやジンサンシバンムシは、小麦粉や乾麺、香辛料などの乾燥食品をはじめ、乾燥した植物質のものから発生することがあります。

何匹も続けて見かける場合は、飛んでいる成虫だけを見るのではなく、家の中に幼虫が育っている発生源がないか探すことが大切です。

まずは、

乾燥食品
↓
ペットフード
↓
乾燥ハーブ・ドライフラワー
↓
畳などの植物質素材

の順で確認してみましょう。

発生源がすぐに見つからない場合は、食品の周囲に細かなクズや小さな穴がないかを確認したり、シバンムシを多く見かける部屋を記録したり、必要に応じてフェロモントラップを利用したりすると、場所を絞り込みやすくなります。

シバンムシとは?家庭でよく見かける種類

「シバンムシ」は1種類の虫だけを指す名前ではありません。

シバンムシ科には多くの種類がいますが、家庭内の食品害虫としてよく問題になる代表的なものが、

タバコシバンムシ
ジンサンシバンムシ

です。

どちらも数mm程度の小さな茶褐色の虫で、家の中を飛んでいる姿を見かけることがあります。

成虫だけを見ると、

「窓から入ってきたのかな?」

と思うこともありますよね。

もちろん外から入り込むこともありますが、室内にある乾燥食品などで幼虫が育ち、成虫になって出てきている場合もあります。

1匹だけではなく、何日も続けて見かける場合や、同じ部屋で何匹も見つかる場合は、発生源がないか確認してみましょう。

横浜市衛生研究所でも、家庭内で見かける代表的なシバンムシ類として、タバコシバンムシやジンサンシバンムシが紹介されています。

シバンムシの発生源はどこ?

発生源を探すときは、家の中を片っ端から調べるよりも、可能性の高いものから順番に確認する方が効率的です。

まずは乾燥食品を確認する

最初に見ておきたいのが、キッチンや食品庫にある乾燥食品です。

例えば、

  • 小麦粉
  • ホットケーキミックス
  • 米や穀類
  • そうめん
  • そば
  • パスタ
  • インスタント麺
  • ビスケットやクッキー
  • ゴマ
  • 香辛料
  • 唐辛子
  • カレー粉
  • ココア
  • お茶
  • 乾燥しいたけ
  • 乾燥野菜
  • 海苔
  • 昆布
  • かつお節

などです。

特に注意して確認したいのは、開封後しばらく使っていない食品です。

「袋をクリップで留めてあるから大丈夫」

と思っていても、完全に密閉されているとは限りません。

また、薄い包装材では小さな穴が開いていることもあるため、袋の外側だけでなく中身まで確認してみましょう。

ペットフードも忘れずに確認する

食品棚を見ても発生源が見つからないときは、ペットフードも確認します。

例えば、

  • 犬用ドライフード
  • 猫用ドライフード
  • 鳥のエサ
  • 小動物用フード

などです。

特に、大袋を開封して長期間使っているものは中身を確認してみましょう。

キッチン以外の場所に置いてあることも多いため、

「食品は全部確認したのに見つからない」

というときの見落としポイントになりやすい場所です。

乾燥ハーブやドライフラワーも発生源になることがある

シバンムシは食品だけでなく、乾燥した植物質のものから発生することもあります。

例えば、

  • 乾燥ハーブ
  • ドライフラワー
  • 乾燥した植物
  • 植物由来の素材

などです。

長期間飾っているドライフラワーなどがある場合は、一度確認してみましょう。

一方で、生きている観葉植物をすべて発生源と考える必要はありません。

まずは乾燥した植物質のものから確認する方がよいでしょう。

畳から発生することもある

タバコシバンムシは、稲わらを使った畳などの植物質素材から発生することがあります。

キッチンや食品庫を調べても何も見つからず、

「なぜか和室でよく見かける」

「畳のある部屋だけ数が多い」

という場合は、畳も発生源候補の一つとして考えます。

ただし、

シバンムシを見つけた=畳が原因

とは限りません。

まず乾燥食品やペットフードなどを確認し、それでも見つからないときに範囲を広げていくと探しやすくなります。

シバンムシの発生源を見つけるサイン

発生源を探すとき、

「虫がたくさん入っている食品を見つければいい」

と思うかもしれません。

でも、幼虫が食品の内部に入り込んでいることもあるため、ひと目では分からない場合があります。

横浜市衛生研究所でも、保存中の食品にできた小さな穴や、食品の周囲に出る細かなクズなどが発生を見つける手掛かりになると案内しています。

そこで、次のようなサインがないか確認してみましょう。

食品や袋の周りに細かなクズがある

食品の袋や容器の周りに、

「こんな粉、こぼしたかな?」

と思うような細かなクズが出ている場合は、中身を確認してみましょう。

特定の食品の周辺だけに細かな粉やクズが出ている場合は、発生源を探す手掛かりになります。

袋や食品に小さな穴がある

袋や食品に、小さな穴が見つかる場合があります。

特に、

同じ食品の近くで何匹も成虫を見つける

場合は、中身まで詳しく確認してみましょう。

ただし、小さな穴がないからといって発生していないとは限りません。

穴はあくまで手掛かりの一つです。

容器や食品の中に虫・幼虫・抜け殻がある

食品を少し動かしたときに、

  • 小さな茶色い虫
  • 白っぽい幼虫
  • 抜け殻
  • 細かなクズ

などが見つかる場合があります。

この場合、その食品が発生源になっている可能性があります。

シバンムシの発生源が見つからないときの探し方

「食品は全部確認したはずなのに、まだシバンムシがいる」

という場合もあります。

そのときは、むやみに家中を探すのではなく、場所を少しずつ絞っていくのがおすすめです。

1.どの部屋でよく見かけるか記録する

まず、

どこでシバンムシを見つけたか

を意識してみましょう。

例えば、

  • キッチン
  • リビング
  • 和室
  • 寝室
  • 食品庫

などです。

数日間、

「今日はキッチンで3匹」

「和室では1匹」

などと簡単に記録するだけでも、活動の多い場所が見えてくることがあります。

2.多く見かける場所の周辺を詳しく調べる

シバンムシをよく見かける場所が分かってきたら、その周辺にあるものを確認します。

例えばキッチンなら乾燥食品。

リビングならお菓子やペットフード。

和室なら、食品類のほかに畳や乾燥植物なども候補になります。

「まさかこんなところに食品はないだろう」

と思う場所でも、以前買ったお菓子やペット用品が棚の奥に残っている場合があります。

3.いつ開封したか分からない食品を優先して見る

発生源探しで特に確認したいのが、

長期間保管している食品です。

棚の奥に、

「これ、いつ買ったんだっけ?」

という小麦粉や香辛料、乾麺などがあれば、優先的に確認しましょう。

普段よく使う新しい食品よりも、長く動かしていないものの方が発生源を見落としやすくなります。

4.食品以外の乾燥した植物質も確認する

食品に異常がなければ、

  • ペットフード
  • ドライフラワー
  • 乾燥ハーブ
  • 畳

などへ範囲を広げます。

最初から家中のすべてを疑うのではなく、食品→食品以外の乾燥植物質という順番で探すと整理しやすいです。

フェロモントラップで発生場所を絞れる?

シバンムシ用のフェロモントラップが販売されています。

これは、成虫を誘引して捕獲し、どの場所でシバンムシの活動が多いか確認するためのモニタリングに利用できます。

ただし、

「一番多く捕れた場所=そこが発生源」

と断定できるわけではありません。

例えば、

キッチンではほとんど捕れないのに、和室では多く捕れる

という場合は、

「和室周辺をもう一度詳しく見てみよう」

という判断材料になります。

トラップは、発生源そのものを直接見つけてくれる道具ではなく、探す範囲を絞るための補助と考えると分かりやすいです。

また、製品によって対象となるシバンムシの種類や使い方が異なるため、使用するときは商品の説明を確認してください。

発生源らしいものを見つけたら?

食品の中に虫や幼虫がいたり、包装に小さな穴やクズが見つかったりした場合は、発生源である可能性があります。

発生源が見つかったあとの処分・掃除・殺虫剤・再発防止については、別記事で詳しく解説しています。

関連記事:
「シバンムシの駆除方法。これ以上増えないようにするための対策とは」

どうしても発生源が特定できない場合は?

乾燥食品、ペットフード、ドライフラワー、畳などを確認しても原因が見つからず、

「毎日のように何匹も出てくる」

「探しても発生場所が分からない」

という場合は、害虫駆除の専門業者へ相談する方法もあります。

家具や建材を自己判断で分解したり、発生源が分からないまま家中に殺虫剤を使用したりする前に、専門家に調査を依頼した方がよい場合もあります。

小さなアリのような虫も見かける場合

シバンムシの発生に伴って、シバンムシアリガタバチという小さな虫が見られることがあります。

シバンムシと一緒に小さなアリのような虫も見かける場合は、シバンムシの発生源を探す手掛かりの一つになることがあります。

詳しい対策については、発生源が確認できたあとの駆除・再発防止と合わせて考えましょう。

まとめ

シバンムシを何匹も見かけたときは、まず発生源を探すことから始めましょう。

最初に確認したいのは、

小麦粉・乾麺・香辛料などの乾燥食品
↓
ペットフード
↓
乾燥ハーブやドライフラワー
↓
稲わらを使った畳などの植物質素材

です。

発生源を探すときは、

食品の周囲に細かなクズがないか
包装に小さな穴がないか
虫・幼虫・抜け殻がないか
どの部屋でシバンムシを多く見かけるか

を確認してみましょう。

それでも分からない場合は、フェロモントラップをモニタリングに利用して、活動の多い場所を絞る方法もあります。

大切なのは、

「シバンムシがいたから、とりあえず駆除する」

のではなく、

「どこから発生しているのかを先に探す」

ことです。

発生源が見つかったあとの具体的な駆除方法や、これ以上増やさないための対策については、

「シバンムシの駆除方法。これ以上増えないようにするための対策とは」

で詳しく紹介しています。

参考資料

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