ジバンムシの発生の多さに大変迷惑している家庭が多くなってきているようです。
あのカナブンのような形の茶色の生き物が小さいとはいえ、ウヨウヨいるのは
気持ちのいいものではないですね。
駆除するにしてもとにかく発生源を見つけなければ何も行えません。今回は
ジバンムシの発生源の特定方法、全くわからない場合に行えることなどを
調査してみました。このムシの根絶にはかなりの覚悟と努力がいります。
そんな気持ちがある方だけ記事を読み進めてみてください。
シバンムシの発生源はどこから?
シバンムシは畳やワラ、乾燥貯蔵食品などとにかく何でも食し、発生源にします。
これまで発生したことのある食品などを以下に上げてみます。
穀類:小麦粉、パン、ホットケーキミックス
乾麺:そうめん、そば、ラーメン、パスタ
お菓子類:クッキー、チョコレート、ビスケット、
コーヒー、ココア、お茶、紅茶、カレーパウダー、トウガラシ
香辛料、ゴマ、乾燥しいたけ、海苔、乾燥昆布、鰹節
生薬、漢方、ペットフード、ドライフラワー、枯れたままの植物
観葉植物、ドライハーブ
畳、カーペット、木材、和紙製の本
蛍光灯内部、中で死んでいる虫をエサにすることもあります。
植物由来の緩衝材も危険。発砲スチロールのような白い製品を保護するために
箱に入っているようなものも好んで食べています。
シバンムシの名前の由来からも発生源を特定するヒントがあります。
この虫は種類が2000種類以上あると言われていますが、日本にいるのは
以下の2種類です。
タバコシバンムシ
ジンサンジバンムシ
ジンサンジバンムシは乾燥させた薬用ニンジンに害を与えることから
ジンサンと言った名前が使われるようになりました。乾燥するものは注意ですね。
またタバコジバンムシは名前の通り、葉タバコの害虫のようで
畳など住み家にしている場合が多いようです。
シバンムシの発生源が見つからない!その場合の特定方法
本当に根絶したいのであれば、むやみやたらに探すのではなく、トラップをしかけて
場所を特定していく地道な作業が必要になります。トラップをしかけて、数を特定して
いきます。発生源の近くであれば捕獲数が増えていくようになります。
その場所の近くに必ず穴などが見つかります。そこで殺虫剤などを徹底した行うことで
発生源から虫を撃退することができます。以下はトラップの詳細を書いていきますね。
◎発生源特定のトラップについて
日本にいる2種類のジバンムシ専用のフェロモントラップというのが販売されています。
ジンサンジバンムシ:ジンサンジバンムシ誘引捕獲フジトラップ・ハイレシス
タバコジバンムシ:タバコジバンムシ誘引捕獲セットニューセリコ
ちなみにレビューを見ると、半信半疑だったがかなり捕獲できた、24時間で50匹など
かなりの効果があることがわかっています。少し減少してきたというお声も。
さて、トラップを仕掛けて、どれだけ捕獲できたか、場所と捕獲数を記録していきます。
ジバンムシはエサを求めて移動するので、捕獲数が多い場所が発生源だと特定できます。
基本的に一部屋に一個設置し、捕獲数が多い部屋を徹底的に調べる形です。エサになりそうな
ものがあれば廃棄したり、穴を調べたり、むやみにバルサンを各部屋に焚くよりも特定できた
部屋をしっかり清掃するなどの対策を行うことが必要になりますね。
あ、一つ注意点ですが、部屋にフェロモントラップを仕掛ける場合、必ず窓を閉めてから
行うようにしないと、外にいるジバンムシも呼び寄せてしまいますので気をつけて下さいね。
更に発生源特定方法があるとすれば、ジバンムシの特徴から乾燥類の食材を好むので、台所は
かなり危険な場所ということになります。乾燥食品を全部、徹底的に調べます。注意したいのは
使用している食品です。開封してから、クリップなどで止めても虫は入ってきます。
ビニールなども簡単に食い破って入ってくる虫です。開封したものは一度確認した方がいいかも
しれません。もし虫が入っていたら廃棄した方がいいでしょうね。最近は100均のドリンク
ボトルに乾物を入れることがありますが、あれは密閉ではないので、やはり注意が必要です。
とにかく台所の大清掃を一度行った方がいいでしょう。調査ついでに清掃を行うことで、どこに
何があるかを確認もできますし、整理できますので一石二鳥です。
まとめ
今回はジバンムシの発生源の特定方法を詳しく解説してみました。虫を駆除ことは
あっても特定するためにトラップを仕掛けることはあまりしませんね。
それだけに駆除する難しさを感じることができます。
更にこのムシの特徴から言って、食品の管理をだらしなく行っている場合はとりわけ
増えていく可能性がありますので、自分を見つめ直すことも大事になりそうですね。
面倒臭がらず、家が綺麗になると思って是非、やってみてください。
コメント