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犬は飛行機に乗せられる?国内線の預け方・料金・注意点

レジャー

旅行や引っ越しなどで飛行機を利用するとき、

「犬も一緒に飛行機に乗せられるの?」

「機内に連れて入れる?」

「料金はいくら?」

と気になりますよね。

まず知っておきたいのは、日本の国内線では、一般のペット犬は飼い主と一緒に客室へ乗るのではなく、航空会社の条件を満たしたうえで貨物室に預ける形が中心ということです。

たとえばJAL・ANA・スカイマークでは、条件を満たした犬を預けることができますが、一般のペット犬を客室へ連れて入れることはできません。

また、航空会社によって、

  • 犬を預けられるか
  • 料金
  • 事前予約の方法
  • 短頭犬の取り扱い
  • ケージの条件

が違います。

この記事では、JAL・ANA・スカイマークを中心に、犬を国内線の飛行機に乗せるときの手続きや料金、事前準備、注意点を紹介します。

犬は飛行機の客室に一緒に乗れる?

一般のペット犬の場合、国内線では客室に一緒に乗るのではなく、貨物室へ預ける航空会社が中心です。

主な航空会社では、次のような取り扱いになっています。

  • JAL:条件を満たした犬は受託可、機内持ち込み不可
  • ANA:条件を満たした犬は受託可、機内持ち込み不可
  • スカイマーク:条件を満たした犬は受託可、機内持ち込み不可
  • ジェットスター:一般のペットは預け入れ・機内持ち込みとも不可

※盲導犬・聴導犬・介助犬などの補助犬は、一般のペットとは取り扱いが異なります。

そのため、「犬を連れて飛行機に乗りたい」と思ったら、まず利用予定の航空会社がペットを預かっているかを確認しましょう。

国内線で犬を預けられる航空会社を比較

2026年9月時点の主な国内線の取り扱いを簡単にまとめると、次のようになります。

航空会社一般の犬機内持ち込み主な料金
JAL条件付きで可不可多くの路線で当日7,700円・事前5,500円
ANA条件付きで可不可6,600円、一部4,400円
スカイマーク条件付きで可不可7,000円、一部5,000円
ジェットスター不可不可―

料金やルールは変更されることがあります。

実際に利用するときは、航空券を予約する前に各航空会社の公式サイトで最新情報を確認してください。

JALで犬を預ける場合

JALでは、条件を満たした犬・猫・うさぎなどの小動物を預けることができます。

一般のペットは機内へ持ち込めず、貨物室での輸送になります。

JALのペット料金

JALのペット料金は路線によって異なります。

2026年3月29日~10月24日の例では、多くの路線で、

当日支払い:7,700円
事前支払い:5,500円

となっています。

一部の短距離路線では、

当日5,500円
事前3,500円

などの設定もあります。

JALには「ペット料金事前お支払いサービス」がありますが、料金を事前に支払っただけでペットの預かりが確定するわけではありません。

当日は空港カウンターで必要な手続きを行います。

ANAで犬を預ける場合

ANAでも、条件を満たした犬を貨物室へ預けることができます。

ANAでは事前予約サービスがあり、搭乗日前日までANAウェブサイトや予約・案内センターから申し込みできます。

当日に利用したい場合は、空港カウンターなどへ確認してください。

ANAのペット料金

2026年9月時点では、

国内全路線:6,600円
一部路線:4,400円

です。

通常の搭乗手続きより時間がかかるため、余裕を持って空港へ向かいましょう。

スカイマークで犬を預ける場合

スカイマークでも犬を預けることができますが、機内へ連れて入ることはできません。

また、ペットとケージを合わせて32kgまでという重量制限があります。

スカイマークのペット料金

2026年9月時点では、

鹿児島-奄美大島、那覇-宮古(下地島):5,000円
その他の路線:7,000円

です。

貸出用ペットケージは無料です。

旧記事では、

「10kgを超えると1kgごとに料金加算」

「貸出ケージ1,000円」

としていましたが、現在はこの料金体系ではありません。

ジェットスターでは犬を預けられる?

ジェットスターでは、一般のペットを飛行機へ預けることはできません。

機内への動物の持ち込みも、補助犬を除いてできません。

LCCだからすべて同じというわけではありませんが、航空会社によってはペット輸送サービス自体を行っていない場合があります。

航空券を購入してから困らないよう、先にペットの取り扱いを確認することが大切です。

短頭犬は飛行機に乗せられない?

ここは航空会社によって大きく違います。

短頭犬とは、パグやブルドッグ、シーズーなど、鼻が短く平たい顔立ちの犬種です。

短頭犬は呼吸器の構造上、高温や環境変化の影響を受けやすいことがあります。

JALの場合

JALでは、

ブルドッグ
フレンチブルドッグ

は預けることができません。

一方、

  • パグ
  • チン
  • ボストンテリア

など、その他の短頭犬については条件を満たせば預けられる場合があります。

ANAの場合

ANAでは毎年、

5月1日~10月31日

の夏季期間に、指定された短頭犬種の預かりを中止しています。

対象には、

  • ブルドッグ
  • フレンチブルドッグ
  • ボクサー
  • シーズー
  • ボストンテリア
  • パグ
  • チン
  • ペキニーズ

などが含まれます。

スカイマークの場合

スカイマークでは、パグ、シーズー、ボストンテリア、ペキニーズ、チン、ボクサー、ブルドッグなどの短吻種犬を預かっていません。

つまり、

「短頭犬なら全部ダメ」

「夏だけダメ」

と一律には判断できません。

愛犬が短頭犬の場合は、利用する航空会社の最新条件を必ず確認してください。

犬を飛行機に乗せる前に健康状態を確認する

犬を飛行機へ預けられるかどうかは、犬種だけでなく健康状態も重要です。

ANAでは、たとえば、

  • 航空機の利用に適した健康状態ではない
  • 妊娠している
  • 生後4か月未満
  • 心臓疾患がある
  • 呼吸器疾患がある
  • 鎮静剤を使用している

といったペットは預けられないとしています。

初めて飛行機へ乗せる場合や、

  • 持病がある
  • 高齢である
  • 暑さに弱い
  • 呼吸器に不安がある

といった場合は、航空券を予約する前に、かかりつけの獣医師へ相談しておくと安心です。

犬が乗る貨物室はどんな環境?

「貨物室」と聞くと、

「寒くないの?」

「真っ暗なの?」

と心配になりますよね。

ペットが乗る貨物室は空調で温度・湿度が管理されていますが、客室とまったく同じ環境ではありません。

外気温の影響を受ける場合があり、特に夏場は気温や地面からの反射熱などによって高温になることがあります。

また、飛行中は貨物室の照明が消えたり、エンジン音・風切り音・地上車両の音などが聞こえたりします。

こうした普段とは大きく異なる環境によって、犬が体調を崩す可能性もあります。

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そのため、

「航空会社に預けられる=犬にとって必ず快適」

という意味ではありません。

夏・冬に犬を飛行機へ乗せるときの注意点

暑さや寒さが厳しい時期は、特に注意が必要です。

暑さ・寒さ対策用品を使える場合でも、航空会社によって使用できるものや設置方法が異なるため、事前に確認することが大切です。

たとえばANAでは、5月1日~10月31日にペットケージへ保冷剤や給水器を取り付けるサービスを実施しています。

また、夏季は外気温の影響を受けやすい日中の時間帯を避けることも案内しています。

冬場についても、航空会社によって毛布などの扱いが異なる場合があります。

そのため、

「暑いから自分で保冷剤を入れておけば大丈夫」

「寒いからカイロを入れておけば大丈夫」

と自己判断せず、使用できる用品や設置方法を利用する航空会社へ確認してください。

真夏や厳寒期など輸送環境が心配な場合は、

  • 朝夕の便へ変更する
  • 日程を変更する
  • 別の交通手段を選ぶ

ことも検討しましょう。

ペットケージには事前に慣らしておく

これは旧記事から残したい大切なポイントです。

普段ほとんどケージに入らない犬を、旅行当日に突然長時間ケージへ入れると、大きなストレスになることがあります。

ANAでも、長時間ペットケージの中にいることに慣れていないペットはストレスを感じやすいため、旅行前からケージに慣らしておくよう案内しています。

旅行が決まったら少しずつ、

  • ケージの中へ自分から入る
  • 中で落ち着いて過ごす
  • 扉を閉めても慌てない

状態を目指して慣らしていくとよいでしょう。

無理やり長時間閉じ込めるのではなく、犬の様子を見ながら少しずつ慣らしてください。

ペットケージにも条件がある

自宅で普段使っているケージなら何でもよいわけではありません。

たとえばANAでは、

  • 頑丈な屋根がある
  • 硬質プラスチックや金属など丈夫な素材
  • 通気性がある
  • 逃げ出せない鍵がある
  • 犬が立つ・座る・寝る・方向転換できる
  • 汚物などが外へ漏れない

といった条件を示しています。

航空会社によっては貸出ケージもありますが、数やサイズに限りがあります。

特に大型犬は、

犬+ケージの重量

ケージの大きさ

搭乗する航空機の貨物室サイズ

によって預けられない場合があります。

大型犬の場合は、航空券を購入する前に航空会社へ確認しておいた方が安心です。

当日の食事や水はどうする?

飛行機へ乗るからといって、自己判断で長時間絶食させるのはおすすめしません。

満腹でも空腹でも、飛行機酔いなどで体調を崩す可能性があります。

食事や水分は適量を心がけましょう。

犬によって普段の食事時間や体質も違います。

特に持病がある場合や食事管理が必要な場合は、事前に獣医師へ相談しておくと安心です。

飛行機に犬を預ける当日の流れ

航空会社によって細かな違いはありますが、大まかな流れは次のようになります。

  1. 自宅を出る前に犬の体調を確認する
  2. 余裕を持って空港へ行く
  3. 航空会社のカウンターでペットの手続きをする
  4. 同意書など必要書類を提出する
  5. ケージや犬の状態を確認してもらう
  6. ペット料金を支払う
  7. 犬を航空会社へ預ける
  8. 到着空港で犬を受け取る

ANAやスカイマークでは、ペットを預ける際に同意書の提出が必要です。

通常の手荷物より手続きに時間がかかるので、ぎりぎりに空港へ到着しないようにしましょう。

到着したら犬の様子を確認する

飛行機から降りたあとも注意しましょう。

犬にとっては、

  • 知らない場所
  • 大きな音
  • 温度変化
  • 飼い主と離れる
  • 長時間のケージ

など、普段とは大きく違う環境です。

到着後はできるだけ落ち着ける場所で休ませ、

  • 呼吸が荒い
  • 嘔吐している
  • 下痢をしている
  • 震えている
  • 食欲がない
  • ぐったりしている
  • いつもと明らかに様子が違う

といった変化がないか確認してください。

体調に異変がある場合は、早めに獣医師へ相談しましょう。

犬を飛行機に乗せない方がよいケースもある

旅行だからといって、必ず愛犬も飛行機へ乗せることが一番よいとは限りません。

たとえば、

  • 高齢
  • 持病がある
  • 心臓・呼吸器に問題がある
  • 極端に暑さに弱い
  • ケージに入ると強くパニックになる
  • 短頭犬で利用航空会社の制限対象
  • 真夏など輸送環境が厳しい

場合は、飛行機を利用しない方法も検討した方がよいことがあります。

車や鉄道で移動できないか、ペットホテルや家族に預ける方法はないかなども含め、犬の体調を最優先にして移動方法を選びましょう。

国際線で犬を連れて行く場合は別の手続きが必要

この記事では主に日本国内線について紹介しています。

海外へ犬を連れて行く場合は、航空会社の規則だけでなく、

  • 輸出入条件
  • 検疫
  • マイクロチップ
  • ワクチン
  • 狂犬病抗体検査
  • 健康証明書

など、国ごとの手続きが必要になる場合があります。

国際線の場合は、航空券を取る前に、利用航空会社と動物検疫所、渡航先の公的機関の最新情報を確認してください。

まとめ

犬を飛行機に乗せる場合、国内線では一般的に、飼い主と一緒に客室へ乗るのではなく、条件を満たしたケージに入れて貨物室へ預ける形になります。

JAL・ANA・スカイマークでは犬を預けることができますが、料金や短頭犬の制限、ケージ条件などは航空会社ごとに異なります。

一方、ジェットスターでは一般のペットを預けることも、機内へ持ち込むこともできません。

飛行機へ乗せることが決まったら、

航空会社の最新ルールを確認する
→ 犬の健康状態を確認する
→ ケージに慣らす
→ 暑さ・寒さのリスクを確認する
→ 当日は時間に余裕を持って空港へ行く

という流れで準備しましょう。

飛行機での移動は、犬にとって日常とは大きく異なる環境です。

「一緒に旅行したい」という気持ちだけでなく、その犬にとって飛行機での移動が本当に適しているかも考えたうえで判断することが大切です。

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