節分は豆まきだけかと思いきや、節分いわしというのもありましたね。
節分にいわしを食べるっていうのは西日本に多い習慣なんです。
青魚は体に良いといわれていますから、いわしは更に健康にしてくれることでしょう。
恵方巻きといわしがあれば、一食はこれでオッケーですね。
これがいつか“節分定食”なんて呼ばれる日が来るのでしょうか。
節分にいわしを食べるのはなぜ?由来はどこから来ている?
昔からの風習として、臭いのきついものや尖ったものを厄払いに
用いるというのがあります。
・臭いのきついもの→鰯(いわし)の頭
・尖ったもの→柊(ひいらぎ)の棘
ということで、鰯と柊は節分には欠かせないものになっています。
『柊鰯(ひいらぎいわし)』って呼ばれてますね。
柊はクリスマスのリースなどにもよく使われますが、日本の節分
にも登場するというのはなかなか面白いですね。
で、なぜ鰯を食べるのかというと、
鬼が嫌いな臭いを放つ鰯を食べて体の中の鬼を追い払うという意味があるんだそうです。
いわしを飾るってほんと?飾り方は? 飾る期間は?
柊鰯のついくり方はとっても簡単ですよ。
・鰯の頭を焼いて
・柊の枝に刺して
・玄関の外に飾る
はい、これだけです。(笑)
鰯の頭を焼くのは、焼くことで臭いが広がるからなんです。
うん、言われてみたら確かに焼き魚の匂いって拡散力がスゴいですよね。
で、この柊鰯を飾る期間は、
“節分の日(2月3日)から翌日の立春(2月4日)まで”
っていうのが一般的ですね。
いわしの正しい食べ方は?
鰯を食べるなら塩焼きでしょう。
ちょいとレシピを紹介しますね。
・内蔵が苦手な方は、肛門からお腹を開いて包丁の刃先で
チョチョイと出しちゃいましょう。
・両面に酒と塩をまぶして30分ほど放置。
・中まで火が通って表面がパリッと焼けるまで、最初から最後まで中の弱火で焼きます。
・大根おろしやスダチなどをかけて召し上がれ♪
新鮮なイワシならタタキにしても美味しいですね。
まとめ
鬼は鰯が好きだと言われている地域もあります。
鬼が好きな鰯でおびき寄せて柊の棘で刺しちゃうのだとか。
コワいですねぇ~。
ある地域では嫌いだと言われているのに、ある地域では好きだと
言われている。
その境界線はどこにあるのでしょう?
この文化の違い、面白いですよね。
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