忘年会や新年会、歓送迎会など、会社の宴会では「中締め」を任されることがあります。
「宴もたけなわ」と言えばいいのは分かるけど、その後は何を話せばいい?
「一本締めって、パン!と1回?それとも3・3・3・1?」
と、直前になって迷うこともありますよね。
この記事では、
すぐ使える短い中締めの例文
から、
司会者と中締め担当者の違い
忘年会・新年会・歓送迎会など場面別の一言
一本締め・一丁締め・三本締めの違い
までまとめています。
会社や地域によって慣習が異なる部分もありますので、その点も含めて確認していきましょう。
※一本締め・一丁締めなどの呼び方や使い方は、会社・地域・世代によって異なることがあります。当日は、幹事や進行担当者の間で「どのリズムで手をたたく形にするのか」まで確認しておくと安心です。
まず結論|中締めはこの4つの流れで作ればOK
中締めの挨拶に迷ったら、次の4つを順番に話すと自然にまとまります。
- 呼びかけ
- 参加へのお礼
- 一言・今後への言葉
- 締め方の案内
この記事では、急に頼まれた場合でも使いやすいよう、30秒〜1分程度で簡潔にまとめる形をおすすめします。
これはすべての宴会に共通する決まりではありません。
会社の慣例や司会者からの指示がある場合は、そちらを優先してください。
そのまま使いやすい中締めの基本例文
まずは年間を通して使いやすい形です。
皆さま、ご歓談中のところ失礼いたします。
宴もたけなわではございますが、そろそろお時間となりましたので、ここで一度中締めとさせていただきます。
本日はお忙しい中お集まりいただき、誠にありがとうございました。
皆さまの今後のご活躍とご健勝を祈念いたしまして、3・3・3・1の一本締めで締めさせていただきたいと思います。
それでは、お手を拝借。
よぉーっ、
パパパン、パパパン、パパパン、パン!
ありがとうございました。
二次会がある場合は最後に、
「なお、この後は二次会も予定しておりますので、お時間のある方はぜひご参加ください。」
などを加えればOKです。
この基本形を覚えておき、宴会の種類に合わせて一言だけ差し替えると使いやすくなります。
中締めとは?本締め・お開きとの違い
似た言葉が多いので、先に整理しておきましょう。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 中締め | 宴会が完全に終了する前に、いったん一区切りをつけること。手締めなどを行う場合もあります |
| 本締め | 宴席を最終的に締めくくる場面で使われる表現。実際の進行方法は宴会や会社の慣例によって異なります |
| お開き | 宴会や会合が終了することを表す一般的な言い方 |
コトバンクの「中締め」では、宴会の終了前にひとまず一区切りをつけ、手締めなどを行うことと説明されています。
実際の宴会では、中締めのあとも歓談が続いたり、途中退席する人への区切りとして使われたりすることがあります。
ただし、会社や地域によって使い方には幅があります。
「この会社では中締め=一次会終了なのか」
「その後も会場に残っていいのか」
などが分からない場合は、以前の幹事や上司、司会担当者に確認しておくと安心です。
司会者が中締め役を紹介するときの挨拶
司会者や幹事が、別の人に中締めをお願いする場合です。
例えば、
宴もたけなわでございますが、そろそろ締めのお時間となりました。
ここで、○○事業部を代表しまして、○○部長より中締めのご挨拶を頂戴したいと思います。
○○部長、よろしくお願いいたします。
という形です。
必要に応じて、
「それでは皆さま、拍手でお願いいたします。」
と添えてもいいですね。
役職・部署名・名前は、直前にもう一度確認しておきましょう。
中締めを頼まれた本人が話す場合の例文
自分自身が中締めを任された場合は、こちらが基本形です。
○○部の○○です。
ただいまご指名をいただきましたので、僭越ながら中締めの挨拶をさせていただきます。
宴もたけなわではございますが、そろそろお時間となりましたので、ここで一度締めさせていただきたいと思います。
本日は皆さま、お忙しい中お集まりいただき、誠にありがとうございました。
(ここに宴会の内容に合わせた一言を入れます)
それでは、皆さまのご健勝とご活躍を祈念いたしまして、3・3・3・1の一本締めで締めさせていただきます。
お手を拝借。
よぉーっ、
パパパン、パパパン、パパパン、パン!
ありがとうございました。
「僭越ながら」は少しフォーマルな表現なので、カジュアルな飲み会なら省いて構いません。
場面別|中締めに入れやすい一言例
先ほどの例文の、
「ここに宴会の内容に合わせた一言」
の部分だけを差し替えれば、さまざまな宴会に対応できます。
忘年会
「今年一年、皆さま本当にお疲れさまでした。来年も力を合わせて、良い一年にしていきましょう。」
新年会
「本年も皆さまと力を合わせて、良いスタートを切っていきたいと思います。今年一年、どうぞよろしくお願いいたします。」
歓迎会
「○○さん、これから一緒に働けることを大変うれしく思います。新しい環境で力を発揮していただけるよう、皆でサポートしていきましょう。」
送別会
「○○さん、これまで本当にお疲れさまでした。新天地でのご活躍を心よりお祈りしております。」
取引先が参加する宴会
少し丁寧に、
「本日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。今後とも変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。」
などが使いやすいでしょう。
カジュアルな社内飲み会
堅い言葉を使わず、
「皆さん今日はありがとうございました。そろそろいい時間ですので、ここで一度締めたいと思います。」
くらいでも自然です。
宴会の雰囲気に合わせて言葉を選びましょう。
「宴もたけなわ」とはどういう意味?
中締めの定番フレーズとしてよく使われるのが、
「宴もたけなわではございますが」
です。
「たけなわ」は漢字では「酣」などと書き、物事が最も盛んな時、真っ盛りという意味があります。
つまり、
「宴会が盛り上がっているところですが……」
というニュアンスです。
そのため、
「宴もたけなわではございますが、そろそろお時間となりました」
という形で、盛り上がっている場を締める前置きとして使われています。
カジュアルな飲み会では少し堅く感じることもあるため、
「皆さん盛り上がっているところですが」
「そろそろいい時間となりましたので」
などに変えても構いません。
一本締め・一丁締め・三本締めの違い
ここは特に混同しやすい部分です。
辞書上では、次のように説明されています。
| 名称 | 手拍子のリズム | 使い方の考え方 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 一本締め | 3拍・3拍・3拍・1拍を1セット | 手締めの一つとして行われる形です | 「一本締め」が一丁締めと同じ意味で使われる場合もあります |
| 一丁締め | 掛け声のあと「パン」と1拍 | 1拍だけで締める手締めです。使われる場面は会社や宴会によって異なります | 「一本締め」と呼ばれることもあるため、名称だけでは伝わりにくい場合があります |
| 三本締め | 3拍・3拍・3拍・1拍を3セット | 一本締めを3回行う形です | 宴会の進行や会社の慣例に合わせて使います |
辞書では、
一本締め=3・3・3・1を1回
一丁締め=掛け声のあと1拍
三本締め=3・3・3・1を3回
という説明があります。
ただし、「一本締め」という言葉自体が、一丁締めと同じ意味で使われる場合もあります。
そのため、
「一本締めでお願いします」
だけでは、参加者によってイメージする手拍子が違う可能性があります。
そこで実際の宴会では、
「3・3・3・1のリズムで一本締めをお願いします」
「最後は1回だけ手をたたく形でお願いします」
など、リズムや手拍子の形まで伝えると分かりやすいです。
一本締めの手拍子は「3・3・3・1」
一本締めの基本的な形は、
👏👏👏|👏👏👏|👏👏👏|👏
です。
言葉にすると、
パパパン、パパパン、パパパン、パン
ですね。
実際には、
それでは皆さまのご健勝とご活躍を祈念いたしまして、3・3・3・1の一本締めで締めさせていただきます。
お手を拝借。
よぉーっ、
パパパン、パパパン、パパパン、パン!
ありがとうございました。
という流れになります。
会社独自の慣例がある場合は、そちらを優先してください。
一本締めと一丁締めは呼び方だけで判断しない
一本締めと一丁締めは、呼称が混同されやすいポイントです。
「一本締め」と聞いて、
3・3・3・1
をイメージする人もいれば、
パン!と1回
をイメージする人もいます。
これは単純に「どちらかが間違っている」と言い切れるものではなく、辞書でも「一本締め」に複数の使われ方が掲載されています。
そのため、中締めを担当する人は、
名称だけではなく、実際の手拍子のリズムを伝える
のがおすすめです。
例えば、
「3・3・3・1のリズムでお願いします」
と一言添えれば、
「え?1回?」
「3・3・3・1?」
という戸惑いを減らせます。
中締めで気をつけたいこと
話を長くしすぎない
中締めは長いスピーチをする場ではありません。
この記事では、急に頼まれた場合にも使いやすいよう、30秒〜1分程度を一つの目安として簡潔にまとめる形を紹介しています。
ただし、会社から時間や内容を指定されている場合はそちらを優先してください。
内輪ネタを長く話さない
仲の良い人だけに通じる話を長く続けると、ほかの参加者には伝わりにくくなります。
一言エピソードを入れる場合でも、誰が聞いても分かる内容にしておくと安心です。
手締めを始める前にリズムを伝える
一本締め・一丁締めは呼び方に幅があります。
そのため、
「3・3・3・1のリズムでお願いします」
など、具体的に伝えてから始めると参加者も合わせやすくなります。
いきなり手締めに入らない
突然、
「お手を拝借!」
から始めるより、
参加へのお礼 → 一言 → 締め方の案内
という流れを入れた方が自然です。
中締めの直前に確認しておきたいこと
当日、中締めを任されたら、次の点だけでも確認しておきましょう。
- 中締めなのか、本当に宴会終了なのか
- 自分が話すのか、別の人を紹介するのか
- 一本締め・一丁締めなど、どの締め方にするのか
- 「一本締め」の場合、3・3・3・1のリズムなのか
- 二次会の案内があるか
- 名前・部署名・役職を間違えていないか
- 会場の終了時間は何時か
特に手締めについては、
「3・3・3・1のリズムですよね?」
と幹事同士で一言確認しておくだけでも安心です。
まとめ|迷ったら4ステップで考える
宴会の中締めを頼まれたら、
呼びかけ → 参加へのお礼 → 一言 → 締め方の案内
の4ステップで考えれば作りやすくなります。
例えば、
「宴もたけなわではございますが」
から始め、
参加へのお礼を伝え、
忘年会・新年会・歓送迎会などに合わせた一言を入れ、
最後に手締めへつなぎます。
そして、一本締め・一丁締めについては、会社や地域によって呼び方に幅があります。
そのため、
「3・3・3・1のリズムで一本締めをお願いします」
のように、名称だけでなく実際の手拍子の形まで伝えるのが分かりやすい方法です。
急に中締めを頼まれても、すべて暗記する必要はありません。
「お礼を言う → 一言添える → どう締めるか伝える」
この流れだけ覚えておけば、落ち着いて対応しやすくなります。
参考情報
この記事では、中締めや手締めに関する用語について、辞書資料を確認しながら内容を整理しています。
会社や地域によって細かな慣習が異なることがあります。実際の宴会では、幹事・司会者・上司など進行を知っている人と事前に確認しておくと安心です。


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