インフルエンザのウイルスが体内に入り高熱などの症状の出るまでのこの期間。
過ごし方によっては家庭内で感染が広まる可能性が高くなります。
感染する場合はどのようにして感染してしまうのでしょうか。
また熱が下がってからでも人にうつることはあるのか?
インフルエンザだった人はまたうつしてしまうんでしょうか
外からインフルエンザを持って来たあなたは軽症だったとしても、
体の弱い、お子さんやお年寄りに重大な症状が出てしまうことになりねません。
インフルエンザの潜伏期間を正しい知識を持って、しっかり家庭内での感染を防ぎましょう。
インフルエンザの感染経路は?
2つの感染経路があります。
感染した人の咳やくしゃみ、会話などでインフルエンザウイルスを含んだ飛沫が飛び散ります。
それを健康な人が口や鼻から吸い込むことによって体内に入り込み、体内で増殖し、発症すること。
感染した人の咳やくしゃみ、鼻水などがついた手でドアノブやスイッチ、手すりなどの共有物に触れることで、
間接的にウイルスに感染すること。
どちらにせよ、感染者の唾液や鼻水にウイルスが含まれており、
それらが感染源になっていることがわかります。
インフルエンザ家族へ感染予防で隔離はいつまでするのが良い?
体内で栄養を得たインフルエンザウイルスは増殖して、8時間後には100個。
16時間後には1万個、24時間後には100万個にまで増えてしまいます。
菌が最大になるのは48時間後と言われています。
もっとも感染しやすいのは高熱時で発症から24時間後までで、そこから48時間後までは最大限の注意が必要です。
家族がかかったら、全員がインフルにかかってしまった、という例もありますが、
一人がかかっただけ、というご家族も割と多いと思います。
私の家がそうです。
いつも家族がインフルエンザにかかっても、そこから誰かに感染することがありません。
いつも家族の誰かが学校から菌をもらってきて1人がかかる。 そこからは広がらない。という感じです。
我が家での対策は、
・インフルが発症した人は別部屋で過ごし、ご飯とトイレ以外はその部屋から出てこない
・感染者がいる部屋に入る時に、他の人は必ずマスクをして入出する
・その部屋ではこまめに換気とクレベリンスプレーをする
その他、
・室内ではマスク必須(マスクに殺ウィルス作用のあるアロマを垂らす)
・うがい・手洗い(特に手洗い)は必須
・ご飯を食べる時に手洗いをし、その後に手に除菌スプレーをしてから食事をする
・睡眠時の保温(オイルヒーターで室温24度を保つ)
・加湿をする
ということは心がけています。
また栄養や水分補給も気を使っています。
もちろん、睡眠はしっかりとるようにしています。
免疫力が下がっていると感染しやすくなるので、まずは自分の免疫を高めておくのが大事です。
インフルエンザにかかっている家族はお風呂に入ると他の家族にうつる?
インフルエンザのウイルスは低温低湿状態、概ね 温度15から18°C以下、
湿度40%以下を好みます。
ということは、お風呂はそれ以上に湿気も温度も高いので問題ないのです。
ただ、あまりにも気になるご家族は、
インフルエンザにかかってしまった方は最後にされることをおススメします。
病は気から、ということもありますし、念には念を、と思われるもいらっしゃると思いますので。
ちなみに我が家では、インフル患者はお風呂は発症から48時間後は入らないようにしてもらい
その後は、家族の中でも一番最後に入ってもらっていました。
また、お風呂を上がった後は、お風呂内の水切りとクレベリンスプレーで除菌は必須でした。
インフルエンザにかかっている家族と同じ部屋で一緒に寝るのは危険?
寝ている時の咳などで、飛沫感染することも考えられます。
離れて寝ていても、空気中に浮遊していることにはかわりません。
どんなに隔離してもドアが開けば、空気の流れがありますので、別のお部屋にお願いするのが良いです。
・共用物は除菌することをおススメします
お箸、スプーン、コップ等の食器はそれぞれ個人のものを使用し、
トイレや洗面所のタオルも別にしましょう。
手についたウィルスが、食事をすることで口から入り感染するケースが多いので
手洗いや、手の除菌には 家族が感染している期間だけは敏感になった方が良いです。
インフルエンザ感染は解熱後でもうつるの?
ウイルスの排出は最長で2週間継続するようです。
解熱後3日程度で大抵の場合はほとんど感染力は無くなりますが、人によっても様々です。
他の家族が保菌者となっていれば感染する可能性がない、とは言い切れません。
ですが、一般的な家庭内での感染率は10%と高くないので、あまり神経質にならないようにしましょう。
重要なのはインフルエンザを乗り越えるだけの元気があるか、
インフルエンザを乗り越えるだけの体力、気力がちゃんとあるか、です。
普段元気なら、感染するかどうかはあんまり気にする必要ないので、
免疫力を下げず、体力も落とさず、気落ちもせず、予防しましょう。
インフルエンザ家族感染を予防するにはどんな方法がある?
ポイント・こまめに うがい・手洗い・アルコール消毒は基本です。使ったティッシュなどは、密封容器に入れ、まとめて捨てましょう。
感染者が使用したティッシュには、鼻水や唾液と一緒にウイルスが含まれているため、念には念を入れて処分しましょう。
ふた付きのごみ箱やビニール袋にいれて空気や他の人に触れないように密閉します。
処分時など、それらに触れた後は必ず手を洗いましょう。
リモコン、ドアノブ、スイッチなどなど、みんなが触れるところにもアルコール除菌なども対策になります。
ポイント・換気をしましょう。最低でも1日1回、可能であれば2時間に1回くらいは換気をおススメします。
空気の入口と出口を作り、風の通り道を作ってあげると効果的です。
湿度を上げれば、ウイルスが飛びづらくなります。
のどや鼻の粘膜が保たれ、ウイルスが入りづらくなります。
加湿器が無い部屋では濡れタオルや霧吹きを使って部屋の湿度を上げましょう。
洗濯物の部屋干しもありです。
ビタミンD
ビタミンDは日光浴するだけで体内で合成されるすぐれものです。
ビタミンDは、魚や肉、きのこ類や卵類などの食物に含まれています。
何も食物から摂るばかりではなく、日光に当たり紫外線に当たることにより、
体内で合成することのできる栄養素。
最近はシミ、そばかすなどを気にされる方もいらっしゃるので、美味しくいただきましょう。
もちろん、ビタミンA、C、Eも大事です。
美味しく楽しく元気で免疫力アップしましょう。
インフルエンザが感染しても発症を抑えることはできる?
例えば、重要な仕事があり休めない。などの場合、
家族に感染者が出た場合、
自分が発症していなくても、「感染したかもしれないけど発症を食い止める」
という目的で薬を処方してくれる病院もあります。
ちなみに私も仕事の出張が入っている大事な時期に子供がインフルエンザにかかってしまったことがありました。
発症を食い止めるために病院にかかったことがあります。
この時、お医者さんに言われたことは「薬で食い止めることはできますが、
これまでにインフルエンザに一度もかかったことがなければ、発症する可能性は低いですよ。」ということでした。
また、発症していないのに薬をもらう場合は
保険適用にはならないので自費での負担となるため、高額な費用が必要となります。
・インフルエンザにこれまで1度もかかったことがない人は、たぶんなる可能性が低いけど
それでも自費を払ってまでして薬を飲むの?
っていうことがお医者さんは言いたかったようです。
結局私の場合は、薬をもらうのをやめて帰ってきました。
そしてその結果ですが、やはりインフルエンザにはなりませんでした。
よくインフルエンザにかかるような人であれば、上記のような手段もなくはないですので
重要な事があり、どうしても休めないなどの場合には、検討しても良いかもしれません。
まとめ
インフルエンザは喉などの粘膜を突破し、
体内に入ると初期での主役として免疫機能マクロファージが食べつくそうとしてくれます。
その間に免疫の援軍NK細胞やキラーT細胞がスタンバイされ、
視床下部に働きかけ発熱を促進されるのです。
キラーT細胞の準備には7日間はウイルスの増殖とマクロファージとNK細胞とのタッグで戦ってくれます。
インフルエンザは急速に増えるので、格闘が続き、38度〜39度にもなる高熱になるのです。
高熱はまさに戦っている証拠。
発熱は免疫力を無理矢理上昇させてくれているのです。
その間は無理せず、戦いに専念してもらい、しっかり休養を取りましょう。
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