ジャムやピクルス、ソースの瓶の蓋を開けようとしたら、固くてびくともしない……。そんな経験はありませんか。
専用のオープナーがなくても、家にある物で開けられることはよくあります。ただし、やり方を間違えると瓶が割れてけがをしたり、やけどをしたりすることもあるので注意が必要です。
先に結論をまとめると、試す順番は次の通りです。
| 順番 | 方法 | ポイント |
|---|---|---|
| 1 | ゴム手袋・輪ゴムで滑り止め | いちばん手軽。まずはこれ |
| 2 | 瓶を安定させて回す | 無理に力を込めず、しっかり持って回す |
| 3 | 蓋を40〜50℃のお湯で温める | 金属の蓋×ガラス瓶向け。熱湯は使わない |
| 4 | キャップオープナーを使う | よく固い瓶に当たるなら1つあると安心 |
| NG | 蓋を叩く・火であぶる・スプーンなどを力任せに差し込む・工具でつかむ | 瓶が割れる・やけどの危険 |
この記事では、なぜ瓶の蓋が開かなくなるのかと、安全に開ける方法、避けたいNG行動をまとめました。
瓶の蓋が開かなくなる理由
蓋が固い原因は、大きく2つあります。
未開封の瓶:中が真空に近い状態になっている
ジャムや瓶詰めの多くは、保存性を高めるために、中の空気を抜いて密閉されています。中の気圧が外より低いため、蓋が瓶に吸い付くように押さえつけられて、なかなか回りません。
開けた瞬間に「ポン」と音がするのは、この圧力差がなくなった合図です。
開封済みの瓶:中身が固まって蓋がくっついている
一度開けた瓶の場合は、瓶の口のねじ山に付いたジャムや砂糖、油分などが、冷蔵庫で冷えて固まり、接着剤のように蓋をくっつけていることがよくあります。
出典:瓶の蓋が固くて開かない! 瓶の蓋の開け方4選と意外なNG方法もご紹介|東京ガス ウチコト
瓶の蓋の開け方① ゴム手袋・輪ゴムで滑り止めをする

まず試したいのが、手と蓋のあいだの滑りをなくす方法です。力が足りないのではなく、手が滑って十分に力が伝わっていない場合があります。
- ゴム手袋:台所用のゴム手袋をはめて回すと、グリップが効いて驚くほど回しやすくなります
- 輪ゴム:幅の広い輪ゴムを蓋の側面に巻くと、滑り止めになります
- 乾いた布巾:蓋にかぶせて握ると、素手より滑りにくくなります
手や蓋が濡れていると滑りやすいので、水気はふき取ってから試しましょう。
瓶の蓋の開け方② 瓶を安定させて回す
瓶がぐらついていると、力がうまく伝わりません。
- 瓶を乾いた布巾などで、両手で安定するようにしっかり持つ
- 利き手で蓋をしっかり握る
- 無理に力を込めず、ゆっくり回す
ゴム手袋や輪ゴムと組み合わせると、少ない力でも回しやすくなります。
瓶の蓋の開け方③ 蓋を40〜50℃のお湯で温める

金属の蓋×ガラス瓶の組み合わせ向けの方法です。
蓋の部分を温めると、瓶の中の空気が熱でふくらみ、真空に近い状態がゆるむため、蓋が回りやすくなります。
やり方
- ボウルや洗面器に40〜50℃くらいのお湯(お風呂より少し熱め)を用意する
- 瓶を逆さにして、蓋の部分だけを1〜2分ほどお湯に浸す
- 布巾で水気をふき取り、ゴム手袋などで回す
出典:瓶の蓋が固くて開かない! 瓶の蓋の開け方4選と意外なNG方法もご紹介|東京ガス ウチコト
温めるときの注意点
- 熱湯は使わない:ガラスは急な温度変化に弱く、冷蔵庫から出したばかりの瓶を熱湯に入れると、割れるおそれがあります
- 浸すのは蓋の部分だけ、1〜2分が目安
- この方法は金属の蓋×ガラス瓶向けです
瓶の蓋の開け方④ キャップオープナーを使う
固い瓶によく当たる場合は、キャップオープナー(瓶の蓋開け)を1つ持っておくと安心です。蓋をはさんでテコの原理で回すタイプや、ゴム製のシートタイプなどがあり、100円ショップやホームセンターなどで扱われていることがあります。
少ない力で開けやすくする選択肢として、1つ持っておくと便利です。
やってはいけないNG行動

ネットではいろいろな「裏ワザ」が紹介されていますが、次の方法は瓶が割れたり、やけどをしたりする危険があるので避けましょう。
| NG行動 | 危ない理由 |
|---|---|
| 蓋や瓶の底を強く叩く | 蓋が変形して余計に開かなくなったり、瓶が割れたりするおそれ |
| コンロの火で蓋をあぶる | ガラスが急な温度差で割れる、やけどの危険 |
| 熱湯に瓶を入れる | 急な温度変化でガラスが割れるおそれ |
| スプーンやドライバーを蓋と瓶のすき間に力任せに差し込む | 空気が入って開くこともあるが、無理に行うと蓋の変形や瓶の破損のおそれ |
| ペンチなどの工具で蓋をつかんで回す | 力が一点にかかり、瓶が割れるおそれ |
出典:瓶の蓋が固くて開かない! 瓶の蓋の開け方4選と意外なNG方法もご紹介|東京ガス ウチコト
瓶に傷やひびが見える場合は、無理に力をかけず、使用を控えるようにしましょう。
どうしても開かないときは
上の方法を組み合わせても開かない場合は、無理をしないのがいちばんです。
- 無理に力をかけず、キャップオープナーを用意してから開ける
- 冷蔵庫から出したばかりで中身が固まっていそうなら、少し時間をおいてから再挑戦する(商品の保存表示に従い、長時間常温に放置しない)
- それでも難しければ、家族など周りの人に手伝ってもらう
次から開かなくならないためのコツ
一度開けた瓶は、ちょっとした工夫で次に固くなるのを防げます。
- 使ったあとは瓶の口とねじ山をふく:ジャムや砂糖、油分が残らないように、キッチンペーパーなどでひとふきしてから蓋を閉める
- 保存方法や商品表示を優先しつつ、必要以上に強く締めない
まとめ
瓶の蓋が開かないときは、次の順番で試してみてください。
- ゴム手袋や輪ゴムで滑り止めをして回す
- 瓶を安定させて、無理のない力で回す
- 金属の蓋なら40〜50℃のお湯で蓋だけを1〜2分温める
- それでもだめならキャップオープナーを使う
蓋を叩く・火であぶる・熱湯に入れる・すき間に物を力任せに差し込む、といった方法は、瓶が割れたりやけどをしたりする危険があるので避けましょう。開かないときは無理をせず、安全な方法から順に試してください。
参考


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