会社のお花見で、
「幹事として最初の挨拶をすることになった」
「急に乾杯を頼まれた」
「最後の締めって何を言えばいいの?」
と困ることがありますよね。
会社のお花見とはいっても、かしこまった式典ではありません。
長い挨拶を用意するより、
必要なことを短く伝えて、最後に自分の言葉をひとつ加える
くらいで十分です。
例えば、
「今日は少し肌寒いですが、桜はちょうど見頃ですね」
「新しく入った皆さんとも、今日はゆっくり話せたらと思います」
など、その日の天気や桜の様子、会社の出来事を一つ入れるだけでも、ぐっと自然な挨拶になります。
この記事では、会社のお花見で使える
開始・乾杯・締めの挨拶
について、話す順番と例文を紹介します。
そのまま丸暗記するのではなく、自分の会社や当日の状況に合わせて少し書き換えて使ってくださいね。
会社のお花見の挨拶は長くしなくてOK
まず、一番気になるのが、
「どれくらい話せばいいの?」
ということではないでしょうか。
会社のお花見では、挨拶そのものがメインではありません。
みんなが食事や会話を楽しむ前後の区切りとして行うものなので、必要な内容が伝われば、短くても問題ありません。
急に頼まれた場合なら、30秒程度で話せるくらいの短い挨拶でも十分使えます。
ただし、「必ず30秒」と決まっているわけではありません。
会社によって慣例があったり、上司から「少ししっかり話して」と言われたりすることもあります。
迷う場合は、以前の幹事や上司に確認しておくと安心です。
お花見の開始の挨拶は4つの順番で考える
幹事や司会として最初の挨拶をする場合は、次の流れで考えると作りやすいです。
参加へのお礼 → 幹事・司会として一言 → 当日の桜や天気など一言 → 乾杯へつなぐ
全部を長く話す必要はありません。
それぞれ一文ずつくらいでも十分です。
まずは参加してくれたことへのお礼
最初は、
「本日はお集まりいただき、ありがとうございます。」
くらいでOKです。
もっとカジュアルな会社なら、
「皆さん、今日は参加していただきありがとうございます。」
でも自然ですね。
幹事として一言入れる
続いて、
「今年のお花見の幹事を担当しました○○です。」
と自己紹介します。
普段から全員がお互いを知っている職場なら、名前を省いても構いません。
桜・天気・会社の出来事を1つだけ入れる
ここに、その日ならではの一言を入れると、コピーしただけの挨拶に見えにくくなります。
例えば、
「今日はちょうど桜も見頃になりました」
「少し寒いですが、雨も上がってよかったです」
「今年入社した皆さんとも、今日はゆっくり話せたらと思います」
などです。
本当に当日起きていることを一つ選ぶ
だけで十分です。
最後に乾杯へつなぐ
乾杯する人が別にいる場合は、
「それでは、○○部長に乾杯のご挨拶をお願いしたいと思います。」
などとつなぎます。
幹事自身が乾杯する場合は、そのまま乾杯の挨拶へ移ればOKです。
お花見の開始の挨拶例文
例えば、こんな形です。
皆さん、本日はお集まりいただきありがとうございます。
今年のお花見の幹事を担当しました○○です。
今日はちょうど桜も見頃になり、こうして皆さんと一緒にお花見ができてうれしく思います。
短い時間ではありますが、仕事のことは少し忘れて、食事や会話を楽しんでいただければと思います。
それでは、○○部長に乾杯のご挨拶をお願いしたいと思います。
○○部長、よろしくお願いします。
かなりカジュアルな会なら、もっと短くても大丈夫です。
皆さん、今日は参加していただきありがとうございます。
幹事の○○です。
桜もちょうどきれいに咲いていますので、今日は食事や会話を楽しみながら、ゆっくり過ごしてください。
それでは乾杯に移りたいと思います。
乾杯の挨拶は3つだけでOK
乾杯だけを頼まれた場合は、
短い挨拶 → 今日を楽しもうという一言 → 「乾杯!」
くらいで十分です。
乾杯前に長く話し始めると、食事や飲み物を持ったまま待つことになるので、カジュアルなお花見なら特に短くまとめる方が自然です。
会社の業績や将来について触れること自体が悪いわけではありません。
ただ、気軽なお花見であれば、仕事の話を長く続けるより、その場を楽しむ一言から乾杯につなぐ方が使いやすいでしょう。
お花見の乾杯の挨拶例文
皆さん、本日はお疲れさまです。
今日はきれいな桜を見ながら、普段なかなか話す機会のない方ともゆっくり交流できればと思います。
それでは、皆さん楽しい時間を過ごしましょう。
乾杯!
もっと短くするなら、
皆さん、今日はお疲れさまです。
せっかくのお花見ですので、食事や会話を楽しみながら、楽しい時間を過ごしましょう。
それでは、乾杯!
これくらいでも十分です。
幹事がそのまま乾杯する場合
開始の挨拶と乾杯を幹事が両方担当することもあります。
その場合は、開始の挨拶をした後にわざわざ区切らず、そのまま乾杯へつなげるとスムーズです。
皆さん、本日はお集まりいただきありがとうございます。
幹事の○○です。
今日は天気にも恵まれ、桜もきれいに咲いています。
短い時間ではありますが、食事や会話を楽しみながら、皆さんで楽しい時間を過ごせればと思います。
それでは、乾杯!
これなら一人で進行する場合にも使いやすいですね。
上司など別の人に乾杯をお願いする場合
乾杯役が部長や上司など別の人に決まっている場合は、開始の挨拶の最後で紹介します。
例えば、
「それでは乾杯に移りたいと思います。○○部長、乾杯のご挨拶をお願いいたします。」
という形です。
誰が乾杯するかは会社によって違います。
「一番役職の高い人が必ず乾杯する」
などと決めつけず、会社の慣例に合わせましょう。
分からなければ、事前に上司や以前の幹事へ確認しておくと安心です。
お酒を飲まない人がいるお花見なら
昔のお花見の挨拶では、
「おいしいお酒を飲んで」
「お酒と肴を楽しんで」
といった表現がよく使われていました。
ただ、今はお酒を飲まない人もいますし、昼のお花見や家族参加のお花見もあります。
そのため、
「食事や会話を楽しみながら」
「皆さんで楽しい時間を過ごしましょう」
くらいの表現にしておけば、誰にでも使いやすいです。
乾杯も、お酒を前提にする必要はありません。
桜が満開じゃない・寒い・雨の場合はどうする?
お花見の例文によくあるのが、
「満開の桜の下で」
「暖かい春の日差しの中で」
といった文章です。
でも、当日がそうとは限りませんよね。
満開でなければ、無理に「満開」と言う必要はありません。
例えば、
咲き始めなら
「今年はまだ咲き始めですが、春らしい雰囲気を楽しみながら過ごしたいと思います。」
少し寒いなら
「今日は少し肌寒いですが、皆さん体調には気をつけながら楽しんでください。」
雨で室内開催になったなら
「残念ながら今日は外で桜を見ることはできませんが、せっかく皆さん集まりましたので、楽しい時間にしたいと思います。」
というように、当日の状況をそのまま一言入れれば自然です。
無理に例文に合わせるのではなく、例文の方を当日に合わせると考えてください。
自分の会社らしい挨拶にするには「事実を1つ」入れる
例文をそのまま使うと、どうしてもどこかで聞いたような文章になりがちです。
でも、全部を自分で考える必要はありません。
一か所だけ、
その会社、その年、その日に本当にあったこと
へ変えればかなり印象が変わります。
例えば、
「今年は新入社員の皆さんにも参加してもらいました」
「○○部署と△△部署が一緒にお花見をするのは久しぶりですね」
「幹事として場所取りをしていたら、朝はまだ少し寒かったです」
などです。
実際にあったことを一つ入れるだけなので、難しくありません。
逆に、例文に合わせるために架空の出来事を作る必要はありません。
お花見の締めの挨拶はどうする?
楽しかったお花見も、いつかはお開きです。
終了予定時刻が近づいたら、会場や当日の進行に合わせて締めの挨拶をします。
昔の記事では、
「15分前くらいからお開きの合図をする」
と書いていましたが、これはすべてのお花見に共通する決まりではありません。
会場の利用時間や会社の進行によって違うので、その日の終了予定時刻に合わせて案内すると考えてください。
締めの挨拶は、
お開きの案内 → 参加へのお礼 → 帰宅時などの一言 → 必要なら会社の慣例に合わせた締め
という流れにすると作りやすいです。
お花見の締めの挨拶例文
皆さん、楽しい時間を過ごしているところですが、そろそろお開きの時間となりました。
本日はお忙しい中、参加していただきありがとうございました。
皆さんのおかげで楽しいお花見になりました。
お帰りの際は、忘れ物などないよう確認して、気をつけてお帰りください。
本日はありがとうございました。
かなり短くするなら、
皆さん、そろそろお開きの時間となりました。
本日は参加していただき、ありがとうございました。
お帰りの際はお気をつけください。
それでは、これで今年のお花見を終了します。
ありがとうございました。
これでも十分です。
一本締めなどをする場合は会社の慣例を確認
会社によっては、最後に一本締めや一丁締めなどを行う場合もあります。
ただし、
「会社のお花見なら必ず一本締め」
という決まりがあるわけではありません。
会社ごとの慣例がありますので、締め方が決まっている場合は事前に確認しておきましょう。
特に幹事になったばかりで分からない場合は、以前お花見を担当した人や上司に聞くのが確実です。
締めの手拍子を行わない会社なら、無理に取り入れる必要はありません。
二次会がある場合の締め方
お花見の後に二次会が予定されている場合は、締めの最後に案内を加えます。
例えば、
「この後、二次会に参加される方は○○へ移動をお願いします。」
という形です。
一方、会場を完全に撤収する必要があるなら、
「お帰りの前に、片付けにご協力いただけると助かります。」
など、その後の行動に合わせて変えましょう。
「続いてご歓談ください」
のような文章は、その場所に引き続き滞在できる場合だけ使います。
急に挨拶を頼まれた時の短い例文
最後に、
「急に振られて何も考えていない!」
という場合に使いやすい短い形をまとめます。
開始なら
「皆さん、本日は参加していただきありがとうございます。短い時間ですが、食事や会話を楽しみながら、楽しい時間を過ごしてください。それでは乾杯に移りたいと思います。」
乾杯なら
「皆さん、お疲れさまです。今日は仕事のことは少し忘れて、楽しい時間を過ごしましょう。それでは、乾杯!」
締めなら
「皆さん、そろそろお開きの時間となりました。本日は参加していただきありがとうございました。お帰りの際はお気をつけください。」
これくらい覚えておけば、突然頼まれた時にも対応しやすいです。
お花見の挨拶は「必要なこと+自分の一言」で十分
会社のお花見の挨拶というと、
「ちゃんとしたことを言わなきゃ」
と考えてしまいがちです。
でも、開始・乾杯・締めにはそれぞれ役割があります。
開始なら、みんなを迎えて乾杯へつなぐ。
乾杯なら、短く場を盛り上げて乾杯する。
締めなら、会の終了を伝えて参加へのお礼を言う。
まずはそれだけできれば大丈夫です。
そこに、
今日の桜
天気
会社の出来事
自分が幹事として感じたこと
などから、本当にあったことを一つ加えてみてください。
それだけで、どこかから持ってきた例文ではなく、その日のための挨拶になります。
まとめ
会社のお花見の挨拶は、長い文章を暗記する必要はありません。
開始なら、
参加のお礼 → 幹事として一言 → 当日の一言 → 乾杯へ
乾杯なら、
短い挨拶 → 楽しもうという一言 → 乾杯
締めなら、
お開きの案内 → お礼 → 帰宅時などの一言
という流れを覚えておけば作りやすくなります。
そして、一番簡単に自分らしい挨拶にする方法は、
その日の事実を一つだけ入れること。
桜がきれいだった。
少し寒かった。
新入社員が参加している。
久しぶりに部署のみんなが集まった。
そんな一言で十分です。
会社ごとの慣例がある部分は事前に確認しつつ、あまり堅苦しく考えず、参加している人が気楽に楽しめるような挨拶を心がけてみてください。


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